ジョジョとボディビルがここまで合うとは。ひとりの男の活躍から、新たなパフォーマンスの形が垣間見えた。
第31回東京ノービスボディビル選手権大会(5月3日開催)のミスター75kg以上級で優勝を飾った桐谷昌樹さんは、競技歴2年のサラリーマン。人気作品『ジョジョの奇妙な冒険』のBGMに乗ったフリーポーズを披露し、その日一番の大歓声を浴びた。
キレキレのパフォーマンスはYouTubeでも話題となり、コメント数は350を超える人気ぶり。しかし、そこに書かれた本人のコメントを一読すると「本番では緊張でポーズが飛んでしまった」とあるではないか……!
本人から話を聞くと、次の大会は違うポーズを予定しており、”ジョジョ立ちフリーポーズ”に心残りがあるとのこと。快諾をいただき、幻のステージの再録が決まったのだ。
”ジョジョ”のセリフを借りるのであれば……。「会社員ビルダー・桐谷昌樹には、やると言ったらやる『スゴ味』があるッ!」という言葉がぴったりだ。
「予定していた振りがステージで飛んでしまいモヤモヤしていましたが、あらためて披露できて吹っ切れることができました! 次の大会では違うポーズを考えていますので、またがんばりたいと思います」と桐谷さん。”魅せる”ボディビルを体現し続ける、今後の彼の活躍に期待したい。
◆大会直後の桐谷さんのインタビューはこちら
◆大会本番でのフリーポーズ動画はこちら
撮影/シュー・ハヤシ