見せつけた『綺麗なデカさ』。アメフト仕込みの剛健ボディ・阿部ロイが東京クラス別を制覇【JBBF】




「参加人数がすごく多く、レベルも高い中で勝てるか正直不安でした。JBBFの大会には今年が初挑戦なので、優勝できて本当にうれしいです」

屈託のない笑顔でそう語るのは、元アメフト選手という経歴を持つ阿部ロイだ。彼は6/24(土)に東京・赤羽会館で開催された、『第37回東京クラス別ボディビル選手権大会』男子75㎏超級で磨かれたボディを披露し、見事優勝に輝いた。

【フォト】ただデカいだけじゃない。元アメフト選手・阿部ロイが見せたステージ

昨年のマッスルゲート静岡で衝撃デビューを飾った阿部。抜群のサイズ感で同年のゴールドジムジャパンカップ(全国大会)を制覇し、世間にその名を轟かせたことは記憶に新しい。

本大会にかけても、「ジャパンカップが終わってからオフが2か月くらいしかなかったので、クリーンな食事や運動を継続して、気持ちを切らさず東京クラス別に臨めました」と驕りは一切ナシ。ストイックな姿勢でJBBFの大会デビューに挑んだ形だ。

そんな彼のボディと言えば、“とにかくデカい”というのが今までの印象だった。しかし、今大会で際立ったのは彼のバランスのよさ。同階級2位の山本俊樹も迫力のボディを見せる中、引き締まった下半身、ウエストから上半身の広がりなど、トータルパッケージでの完成度の高さを見せつけた。

「以前からサイズの面では自信を持っていました。今回は、自分なりにですが絞りもやり切れたと思っています。去年は『アメフト上がりのただデカい奴』という感じだったと思うのですが、今年は“ボディビルダー・阿部ロイ”として踏み出せていたらうれしいです」

東京クラス別を制し、昨年からの勢いは十分。今大会で得た自信を糧に、阿部は次なる目標を見据えている。

「次の東京ボディビル選手権(東京での階級無差別大会)はより厳しい闘いになると思います。今の状態に満足せず、より良い質感で出られるように努力していきます。最終的には男子日本ボディビル選手権大会(無差別級の全国大会)に挑戦したいと思っているので、今後も高い目標を持って取り組みたいと思います」

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