激太りからベストボディジャパン入賞までの軌跡【ミドルエイジの挑戦/キンタロー。#1】




40~50代は、残りの人生の指針が決まる大事な時期でもある。自分らしく生きたいと思いながらも、一歩を踏み出す勇気を持てず、悶々と将来への不安を抱えている人も多いだろう。そんなミドルエイジたちの指標となる“輝く40~50代”を紹介する当連載。今回は、二児の母でありながらベストボディジャパンで5位入賞をはたした、お笑い芸人のキンタロー。さんのライフスタイルに迫る。

「ベストボディジャパン金沢大会」で堂々の5位入賞

©️TAKAI ATSUSHI

【フォト】「ベストボディジャパン」を席捲した美ボディ

お笑い芸人のキンタロー。さんが、4月30日に行なわれた「ベストボディジャパン金沢大会」で、想像の斜め上を行く美ボディを披露した。その上で、女性のクラスでは最多となる7名がエントリーしたウーマンズクラス(40~49歳)で堂々の5位入賞。出産太りから一変、「長期に渡る戦いの結晶。美BODYフライングゲット。自己満写真を載せさせてください」とブログをはじめとするSNS等で喜びを爆発させた。

「美の大会ということで健康美という規定があるんですけど、実際に会場に行ってみるとスレンダーな方ばかりで……。楽屋から女の闘いが始まっていて、そこは少し想定外でした。楽屋に鏡があるんですけど、まずは大会の前にその場所を陣取るという場所取りの争いがあったみたいです。自分は新参者なのでそれを知らなくて、美を争う大会なのに見事に鏡を見ることができませんでした(笑)」

いきなり大会特有の洗礼を浴びせられたキンタロー。さんだが、嶋田慶太さん(2022年「男子日本ボディビル選手権」2位)らのバックアップを受けてつくり上げた美ボディとパフォーマンスで他の参加者を猛追。「本格的な追い込みは今年の1月から」という短期間ながら、社交ダンスに続く新たな勲章を手に入れた。

嶋田慶太さん(2022年「男子日本ボディビル選手権」2位)のバックアップで、キレッキレの美ボディをゲット

「ちょうど昨年の6月くらいにベストボディジャパンではなくて、普通の産後ママダイエットがテレビの企画で立ち上がったんです。それがすごく好評で『新たな高みを目指しませんか』という感じで、スタッフの方からベストボディジャパンという言葉が出てきました。産後ママダイエットは1週間ということもあり全然苦ではなくて、しかもダイエット食品の売り上げもすごくよかったみたいで楽しかったんです。でもベストボディジャパンともなるとレベルが高すぎて、最初は『いやー、それはどうでしょうねぇ……』という感じで曖昧に答えていたんですけど、ダイエット企画が好評だったこともあって『もうワンランク上に行きましょう』という雰囲気になっていきました」

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