競技性を保ちながらエンタメ要素も持ち合わせた大会で人気を集めるSuper Body Contest(SBC)。さまざまなカテゴリーが用意されており、中でもTREND部門は細身でスタイリッシュなボディが評価される競技だ。ゴリゴリ&ムキムキでなくとも、美しく整った“カッコイイ”体であれば優勝のチャンスはあり、トレーニングビキナーも多く参戦している。
7/2(日)に兵庫・神戸ポートオアシスにて開催された兵庫大会のTREND部門でChampion of the show(総合優勝)に輝いたのは永田和也だ。「体の絞りはかなりやってきた」ようだが、その道のりは簡単ではなかったとも話す。
「職業が小学校の教師なので、給食はどんなものでも絶対に食べなあかんですし、ジムに行く日を決めていても、帰る時間が遅くなっていけないことも多々あります。なかなかうまくいかないことも多く、その中での調整は簡単ではなかったのですが、やっぱり体が絞れていくと『変わってきたな』と嬉しく感じますし、絞れていくほど大会の日が楽しみになってきました」
同じジムに通い、この日も共にSBCに出場した崔勝利の勧めもあり昨年に初出場。「選手としてステージに立ちながら僕にアドバイスをしていただいているので、いつも感謝しています」という支えもあり2年目で戴冠となったが、やはり学校の教え子たちの応援も力になったという。
「最初にみんなの前で自己紹介をしたときに筋トレが趣味だと伝え、『大会が近づくにつれて黒くなっていきます』と言ったら大爆笑。この前は、子どもたちの前でポージングを見せたら、クラスでポージング大会みたいになったり(笑)。子どもたちが僕の趣味をわかってくれるのは嬉しいですし、今回も『1位をとってきてね』という手紙をくれたり、間違いなく力になりました」
今後の目標は、SBCの中でさらに高みを目指すこと。今回は「自分でもびっくり」という総合優勝となったが、まだまだ課題が多いことも認識している。
「去年の京都大会に出場したときに、『絞りはいい。もっと厚みがあると存在感が出る』というフィードバックをいただきました。その言葉を念頭に置いて今年もトレーニングに挑んできましたが、やはり決勝大会で上にいくにはまだまだやと思います。これからも体の厚みと筋量アップを目指してトレーニングに励んでいきます」
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