磨き上げた女性の肉体美を競う「ビキニフィットネス」。同競技でオールジャパン選手権を4連覇しているダンシーあずささんが、体づくりのための食事戦略を明かしてくれた。
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トレーニーにとってタンパク質の摂取は至上命題。そのために重宝する食材といえば、鶏むね肉がメジャーなのではないだろうか。しかしダンシーさんが好んで取り入れているのは“牛肉”なのだという。
「牛肉と出会ったのはトレーニングを始めて3年目くらいです。それまでは鶏むね肉とささみしか見ていませんでした（笑）。牛と出会って筋肉に張りが出ました」
「牛を食べると体温が上がって力が出る」と語る彼女は、4日に1回は牛肉を食べている。鶏むね肉を“胸”とすると、「胸・胸・胸・牛」というリズムで食事を摂っていくのだ。
牛肉を取り入れることで1日のトータル摂取カロリーも上がるとのことで、鶏むね肉を食べた日が約1100kcalだとすると、牛肉の日は1800kcalほど。「1100・1100・1100・1800……」という独自のカロリー摂取量の波がダンシーさんには合っているようだ。
大会の1日前には3食を牛肉に切り替えるそうで、朝から晩までサーロインステーキ（1食70gほど）を食べるとのこと。塩分カットのため、味付けはわさびという徹底ぶりだ。このようにパワーをチャージし、大会本番でパフォーマンスを発揮しているという。
そんな彼女の食事へのこだわりが見えるエピソードがある。国際大会時の食事について聞くと、冷凍した牛肉を現地に持参しているというではないか。「凍らせた牛をジップロックに入れておいて、ホテルの備え付けのコンロでジュージュー焼くんです」と話す表情はどこか楽しそうだ。
体づくりはもちろんのこと、彼女にとって牛肉を食べることは、試合前の“儀式”のようなものなのかもしれない。
「牛肉はとにかく力が出ますよね。胸肉は鶏だからね（笑）」と言い爆笑するダンシーさん。とはいえ、お世話になっている量は鶏のほうが多いとのことで「鶏に感謝、センキュー鶏です」と笑顔で語ってくれた。
美ボディをつくる食事戦略と合わせて、彼女の天真爛漫なキャラクターも垣間見えた。
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