コロナ禍がきっかけでコンテスト出場を決めたサラリーマン。「仕事と筋トレを両立したい」




栃木・佐野市文化会館で行なわれたSUMMER STYLE AWARD(SSA/サマスタ)栃木予選(7/16開催)。STYLISH GUY部門でオーバーオール優勝を勝ち取った菅原翔平は、普段は営業職として仕事に励んでいる。

【フォト】仕事と筋トレの両立でつくり上げたボディ。菅原翔平のステージショット

もともと健康のためにトレーニングを始めたという菅原は、鍛え続けていくうちにボディコンテストへのあこがれを抱いていった。仕事柄地方や海外への出張も多く、調整の難しさから大会出場をためらっていた彼だったが、新型コロナウイルスの影響で出張が減ったことで挑戦を決意した。

「出張が減ったり、打ち合わせがオンラインになったりしたことで家にいる機会が多くなり、食事の調整ができるようになりました。それからは本格的に大会を目指してトレーニングをするようになったので、コロナ禍がひとつのきっかけになりました」

「出張に行った時、上司が私の食事制限に付き合ってくれました」と語るように、職場からの協力も得られているとはいえ本業はサラリーマン。責任をはたすためにも仕事で手を抜くことはない。

「大会に向けた減量期間中は、トレーニングのために付き合いを断ってしまう時もあります。ただ、サラリーマンとして仕事をもらっている以上、筋トレはあくまで隙間時間を見つけてやっています。仕事をやらずに筋トレを重視していたら本末転倒だと思うので、まずは仕事をしっかりやって、そのうえで筋トレもがんばろうという気持ちでやっています」

仕事と筋トレを両立させてボディを磨くと、大会では見事STYLISH GUY部門のオーバーオール優勝を獲得。この結果は日々の努力の賜物だと言えるだろう。

「トレーニングするために、計画的に仕事を進めて時間をつくっていました。食事制限の面では4か月の減量期間中、付き合いの飲み会や送別会以外では一切チートデーを設けずにやりきりました」

今後の目標は12月の決勝大会。「ゆくゆくは階級を上げてスポーツモデルにも挑戦したい」と語る彼は、これからも仕事とトレーニングの両立を続けていく。

「大会を目指していくためには、お客様との信頼関係や会社の上司・同僚の協力も必要です。信頼してもらえるサラリーマンであるために、筋トレをやりたい日は『仕事はここまでにちゃんと終わらせよう』と計画性を持って取り組み、仕事もトレーニングもメリハリをつけて続けていきます」

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