「筋肉女子」という新たなカルチャーを推し出していきたい【ハリマッスル#3】




バキバキの筋肉女子や筋肉をこよなく愛す女の子の育成所として、池袋で営業しているコンセプトバー「筋肉女子-マッスルガールズ-」。お客さんの9割が外国人と、筋肉女子を日本のニューカルチャーとしてアピールしているいま勢いのある場所だ。そんな、新しいカルチャーの発信源となる店舗を仕切るのが今回インタビューを受けてもらった店長のハリマッスルさん。インタビューの最終回ではマッスルガールズ、そしてハリマッスルさんが目指すこれからについて迫る。

――マッスルガールズはお客さんにとってどういう場所であってほしいと思いますか。

最近思うのは、海外のお客様からすると日本人の女性のイメージってめちゃくちゃ華奢とか、フィットネスにあまり興味がないっていうイメージがあるみたいなんです。けど、「マッチョな筋肉女子こそが日本人の女の子のニューノーマルなんだよ」ということをここからアピールしていきたいです。

――海外のお客さんが多いからこそ、新たな可能性が出てきますね。

原宿や秋葉原みたいに、ここ池袋から「ニューカルチャー」を発信していきたいです。会社としても「新しい当たり前をプロデュースする」というのをコンセプトにしているので、どんどん新しいことを産み出していきたいです。

店を盛り上げるマッスルガールズたち

――ご自身の目標としてはどのようなものを考えていますか。

昨年は一昨年に引き続き、もう一度ボディフィットネスに挑戦しようと思っていたのですが、恥ずかしながら趣味のスノーボードで骨折してしまい出場できませんでした。リハビリやトレーニングの見直しを経て、体が少し変わってきたので今年はカテゴリ変更してチャレンジしたいです。私はいま36歳なのですが、30代のうちに女子フィジークでトップ10、入賞を達成したいです。理想を言えば神田知子さんのような存在感のある選手になりたいです。

――日本を代表する女子ボディビルダーですね。

筋肉がバリバリというより、モリモリしていてナチュラルなのに憧れています。とはいえあくまで理想像なので、長期間じっくり自分の体を鍛えて、最終的に自分の体がどうなっているかを見てみたいです。好きを突き詰めていった結果、自分はどうなっていくのか、もはやつねに人体実験しているみたいな感覚ですね。

―― つねに目標を掲げて、それを達成して。ハリマッスルさんの行く末が楽しみです。

今の自分があるのも、家族の血筋のおかげだと思います。祖父も亡くなる直前まで筋トレをしていたと聞きますし。でも、そこから筋肉をつけ足していくのは自分の努力次第だなと思っているので、精一杯理想を目指して走り抜けたいと思います。

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取材・文・写真/中野皓太