10か月の減量を乗り越えV。向上心を持ち続けるトレーナー「つねに自分の体をよりよくしていきたい」




「減量期間中はずっと節制を続けていたので、それがようやく終わったという気持ちと、結果が伴ったことに対する満足感と安心感が大きいです」と話すのは、SUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)「JAPAN PRO CHAMPIONSHIP」(7/29~7/30開催)のPRO PHYSIQUE部門で優勝をはたした植杉大樹だ。彼がサマスタ出場を決めたのは、トレーナーとして活動している中での出来事がきっかけだった。

【フォト】2戦目でPRO戦優勝。植杉がステージで見せたボディ

「去年9月の横浜予選にお客様のサポートとしてついた時に、ステージの演出や丁寧なフィードバックを魅力に感じて、『来年出よう』と決めました。それからは今年4月のSPRING CUP(東京予選)に照準を合わせて調整をしてきました」

目標を定めて計画的に取り組んだ彼は、SPRING CUPで初挑戦ながらいきなりPHYSIQUE部門優勝、SPORTS MODEL部門shortクラス2位という好成績を残すと、今回のPRO戦でもPHYSIQUE部門の頂点に立った。当初は「ここまでやり切るとは思いもしませんでした」と語る彼だが、ここまでのめりこんだのは、コンテストへの参加が自分の持っていた思いと合致したことも理由のひとつだという。

「もちろん勝ちたいというのもありますし、つねに自分の体をよりよくしていきたいという思いをずっと持っていたので、コンテストに出場する中でそれが叶うからこそここまでがんばれたのかなと思います」

今後の目標を聞くと、「来年もまたここで優勝したい」と答えた植杉。次の闘いに向けた長い道のりはもうスタートしているようだ。

「つらいこともありますが、明確な目標に向かって全力で打ち込める毎日はとても充実しています。来年はもう一回りデカくなって、もう一絞りして、SPORTS MODEL部門でも優勝できるような体につくりかえていこうと思います」

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