48歳でいまだ現役。サッカー元日本代表のトレーニング術【ミドルエイジの挑戦/伊東輝悦#2】




「よく言っているんですけど基本的には練習が嫌いなので(笑)」

——ちなみに甘いものは食べられますか。

「むちゃくちゃ食べますよ。アイスとかチョコレートとか、むしろ好きなので。ストイックな一面はまったくないから(笑)。あと好きなのは肉です。いまだに好きですね。年をとったから魚とは、まったく思わない」

——アルコールは、どうでしょう。

「すぐに真っ赤になっちゃって、もともと体が受けつけないですね」

——なんとなく答えが想像つきますが、体のケアについてはいかがでしょうか。

「もちろん、こだわらない(笑)。トレーニングの後に週1回~2回、チームのトレーナーに体を少し触ってもらうくらいですよ。希望は同じ人に触ってもらいたい、というくらいです。そのほうが今日と次の週で違いとかもわかるでしょうから。でも、それくらいで特別な要望はないです」

——本当に全体練習だけで、すべてが完結するイメージですね。

「よく言っているんですけど基本的には練習が嫌いなので(笑)。できれば効率よくまとめられたら一番いいと思っているんです。さっきの食事の話ではないけど、ストレスが一番の敵だと思っているような人間なので。ある程度はストレスをかけたほうがいいと思いますけど、かけすぎたらいいことはないとも思っています。そう思っているようなヤツなのでストイックにはなれないですよ。練習をやりすぎて、しんどくてサッカーを止めるほうがもったいないです。だから若い時から継続して何かをしているということで言えば交代浴をしているくらい。お風呂とかサウナ、水風呂に入ったり、それだけはずっと続けています。あとはトレーニングの後のジョギングですね」

◆中山雅史監督はメンタルお化け