娘はダンスで金、父はデニムで金。夏休みの思い出は「親子でフィットネス」




「むちゃくちゃかっこよかったよ」
愛娘の言葉に、ほほを緩ませる父親。ボディメイクは楽なものではなく、時に苦しさも大いに含むものではあるが、「親子でフィットネス」を体現した彼らの笑顔を見ていると、本来かくあるべきだなと感じるものである。

【フォト】デニムのかっこいいポーズを披露する健志郎さん。愛里さんのダンスパフォーマンスも

“日本一カッコイイカラダ”を競うボディコンテストとして開催5年目のシーズンを迎えているSuper Body Contest(SBC)。ボディビルやフィジークのような筋肉美を争うだけではなく、ファッション性、エンタメ性を重視したカテゴリーを用意しているコンテストであり、8/12(土)に開催された東京大会(TOKYO 07)では、子どもも参戦するKIDS部門も開催。父・實松健志郎さんはTREND部門とDENIM部門に、娘・愛里さんはKIDS部門にそれぞれ挑戦した。

「TREND部門では階級2位でしたが、練習を重ねてきたDENIM部門はChampion of the show(総合優勝)をいただくことができました。今日は親子で金メダルを目標にしてきたので、嬉しいですね。愛里もダンスを上手に踊れていて、びっくりしました」

健志郎さんがそう話すように、父も金メダル、娘も金メダルを獲得。KIDS部門は規定ポーズはあるものの、子どもたちの“発表会”的要素もある場であり、愛里さんはフリーポーズで華麗なダンスを披露。「緊張したけど、自分的に上手に踊れたかなと思います」と振り返った。

SBCにおいて健志郎さんは、つねに上位を争ってきた名選手の一人。営業職という仕事柄、トレーニング時間を確保するのは簡単ではないものの、早朝5時からのトレーニングで磨いたボディと自信を持つ絞りをこの日も見せてくれた。それに加え、これまで短髪でステージに立つことが多かったが、ウェービーなヘアスタイルで雰囲気も一新。

「SBCの今年のテーマが『PASSION』とのことなので、自分なりに『PASSIONとは何か?』考えた結果です(笑)。髪の毛を少し伸ばしてパーマをあてて、テーマに合うように変えてみました」

次戦は、地元に戻り9/23(土)の福岡大会に参戦予定。昨年の大会後には「地元では負けられない」と強い意志を示しており、今日以上の輝きを見せてくれるはずだ。

「次もがんばってね」

その言葉に顔は緩みつつも、ボディにはキュっと力が入った健志郎さんであった。

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