全国から肉体自慢の自衛官が集結した「自衛隊プレミアムボディ」（8/26開催）。そのマスターズクラス（40歳～定年までの自衛隊員が対象）において昨年に続き優勝をはたしたのが、普段は福岡の駐屯地で任務にあたっている稲付峻だ。
【フォト】自衛隊プレミアムボディに出場した自衛官たちの剛健ボディ
上司の勧めで大会出場を始めた彼は、初挑戦ながら昨年の自衛隊プレミアムボディでマスターズクラスを制覇。そして今年、連覇に向けて期待とプレッシャーがかかる中でも、ステージで見事なボディを披露して頂点に立った。
「みんなパワーアップしていて優勝できるかわからなかったので、自分の番号（126番）が呼ばれるまではドキドキしていました。順位が高くなるほど後で呼ばれるので、途中で『120…』ときた時は『まだ呼ばないで！』という感じで（笑）。まずはマスターズクラスで優勝できてほっとしています」
もともとトレーニングは長く続けていたというが、ボディメイクを目的にして鍛え始めたのはここ3年ほど。さらに、大会に向けての内容に切り替えたのは昨年の大会に出場を決めてからと、コンテストへの本格的なチャレンジは始まったばかりだ。それでも「福岡から旅行に来ているわけではない」と戦いに挑む覚悟を決め、トップを目指してトレーニングに励んだ。
「去年以上の体を求めて、つねに鍛えたい部位に効いているかを意識してトレーニングをしてきました。『思ったより高重量を扱ってないんだね』と言われることもありますが、自分はただ重いものを持つのではなく、効かせる意識を持てる範囲の重量でやっています」
今大会で連覇を勝ち取った稲付。「今後も大会は自衛隊プレミアムボディ一本でやっていきます」と語る彼は、次回もさらにパワーアップした体を見せてくれることだろう。
「去年から狙っていましたが、この大会で総合優勝を達成したいです。マスターズからの総合優勝は誰も成し遂げたことがないので、他の誰かではなく絶対に自分が取るという気持ちでがんばっていきます」
