「母親の誕生日に、大きく健康的に成長した姿を見せたかった」京大卒エリートマッチョの熱く強いからだづくりの信念




美しく金色に染め上げた髪で闊歩し、他の選手たちを煽り立てるように笑顔でコンテストを盛り上げるその男。体はもちろんバッキバキでちょっとファンキーなエンターテイナーに見える勝間淳だが、その根っこには真っすぐで極太な信念を携えてこのステージに立っていた。

【フォト】バキバキ腹筋が光る勝間のボディ

今年初の九州での大会として、9/23(土)に開催された「Super Body Contest FUKUOKA08」。トータルの筋量やバランスが求められるSBC部門のChampion of the show(総合優勝)を獲得した勝間は、普段は東京で働くサラリーマンである。そんな彼が、なぜ福岡に?

「実家が山口県なのに加えて、大会4日前の9月19日が母親の誕生日だったんです。誕生日プレゼントにはノンアルコールビールを贈りつつ、健康的な体に産んでもらったことへの感謝を伝えたかったので、帰省も兼ねて山口から近い福岡大会に出場しました。自分の晴れ姿というか、子どもが大きく成長した姿を見せたいなと思っていて、そこに結果もついてきたので良い誕生日のお祝いになったと思います」

親孝行として立ったステージで見事に金メダルを勝ち取った勝間。普段はSNSで「京大卒エリートマッチョ」(@k_junjungram)として日々の筋トレを楽しむ様子を公開しているが、ただ陽気なだけではない。

「仕事でなかなか時間もとれないので、朝は毎日3時半起き。そこからルーティーンで身支度整えてジムに行って2時間半くらいですかね、曜日ごとに部位を分けてトレーニングをして有酸素をやって、前日に仕込んだご飯を食べて職場へGO。僕はフィジーク競技にも出場しているので、逆三角形ボディを目指して今年は、週に肩を2日、胸を2日にして、逆に腕は控えめするようにローテーションを変えて取り組んできました」

驚異的とも言えるハードスケジュールを、日々当たり前のように過ごしながら自分を磨き続ける勝間。なぜそこまでの努力を重ねるのか、最後に聞いた。

「自分の中で、『過去の自分に負けたくない』という思いがあります。1%の成長を日々続けたら、1年後には約37倍になるという言葉がありますよね。筋力トレーニングはいきなり何百kgの重さを持ち上げられるようにはならないですが、前回より1レップでも多く、ちょっとでも重い重量を上げるようにする。過去の自分を超えるように、前回のトレーニングのときのメモを見返して日々繰り返すようにしています。『過去の自分に打ち勝つ』、それが僕の信念です」

笑顔の奥に隠れた、圧倒的な熱量と強い信念。「もし僕の存在が皆さんのモチベーションになったらうれしいですね」と微笑み、彼は今日もまた一段、進化の階段を昇っていく。

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