トレーニングは毎日ダブルスプリット。約10年ぶりの舞台で自慢のバルクを披露




9月16日(土)、YCC県民文化ホール・小ホールにてBEST BODY JAPAN甲府大会が開催された。注目度の高さを示すように、同大会には甲府大会としては最多となる180名が出場。観客数も600人を超えるなど大盛況のうちに幕を閉じた。

【フォト】強靭な肉体で継続の力を証明。潟渕のステージショット

マッスルモデル部門フレッシャーズクラス(18歳~34歳)で優勝を勝ち取った潟渕佑哉は、「初めてだったので、めちゃくちゃうれしいです」と興奮気味に甲府大会を振り返る。一度、JBBF関東オープンのフィジークに出場したことがあるとはいえ、大会の出場は約10年ぶり。もはやコンテスト初出場と言っても過言ではない状況での優勝は、潟渕に自信と新たなモチベーションをもたらした。

「大学生の時にJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の関係者の方から出場を勧められ大会に出場しました。その時よりも今回のほうがだいぶ仕上がりがよかったので成長したなという感じです。絞りもデカさも、すべてがレベルアップしました」

JBBF関東オープンは直前1か月での10kg減量が響き、表彰ぎりぎりの11位に甘んじた。その時の反省を活かし、今回はコンディションを考慮し減量期間もしっかりと確保した。

ただ絞り重視だけでは勝てないと判断し、持ち味である“デカさ”も突き詰めた。結果的に60~70%の仕上がりにとどまったと言うが、逆に不完全だったからこそ自身に対する期待感が高まったという。

「お腹のむくみとか、絞りのすべての部分で納得がいっていないです。ただ完璧に仕上げたら(日本のトップに)いけると思います。バルクは負けていないと思っていますので」

自他ともに認めるトレーニング好きということもあり、常日頃からダブルスプリットで絶えず筋肉に刺激を入れてきた。今後も大会出場の有無に関わらず、変わらずベストボディを追求していくという。

「今後はBEST BODY JAPAN日本大会で、まずは段階を踏んで決勝にいくのが目標です。その後に優勝できたら、という感じですね。バルクには自信があるので、後は絞ることができれば勝てると思っています。これからも少しずつ体をデカくして、自分の弱点を克服して日本一を獲りたいと思います」

周囲に感化されて久しぶりに出場した大会で、いきなり栄冠を勝ち取った。10年越しの初優勝を足掛かりに、潟渕が自慢のバルクで日本の頂点を狙う。

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