52歳・ガーデンデザイナーがグランプリ達成「どんなに忙しくても筋トレの時間はつくれる」




10月9日(月・祝)、よこすか芸術劇場で行なわれた、BEST BODY JAPAN首都圏大会。マッスルモデル&フィットネスモデル(M&F)部門マスターズクラス(50歳~年齢無制限)は宍倉新吾が制した。

【大会結果】BEST BODY JAPAN首都圏大会の全入賞者

宍倉は8月26日の新潟大会で、ベストボディ・ジャパン(BBJ)部門ゴールドクラス(50歳~59歳)とM&F部門のマスターズクラスの2部門を制覇。

9月24日の那覇大会ではM&F部門マスターズクラスで満点グランプリを獲得しており、今大会の結果と合わせると4戦連続満点グランプリを達成した。

「今回の目標はグランプリだけでした。4連勝したかったです」と宍倉。一度でも頂点を極めることは簡単ではないが、それを続けるのはより困難なミッションとなる。さらに満点でとなれば並大抵のことではない。

「必ず頂点に立つんだという決意と覚悟を持って、目標実現力を高めていったことが成果につながったと思っています」

努力の末に1年半で体を変えた

彼はガーデンデザイナーとして造園業を営む働き盛りの52歳。経営者として多忙な毎日を送りながら体づくりに励んでいる。

「ボディメイクの世界に身を投じたのは、仕事以外で自分自身を表現し、評価される機会がほしかったからです。コンテストに出場をきめてから週6トレ-ニングをして、1年半で体脂肪を24%から7%に落とすことができました。大会で結果を出すこともできて、充実した日々を送れています」

引き締まった筋肉と見事な立ち姿は自己管理の賜物でもある。

「仕事との両立で一番大事なのはタイムスケジュール。どんなに忙しくても筋トレする時間は必ずつくれる。忙しいからトレーニングできなかったという言い訳は絶対したくないですし、だからこそ勝ち続けることを目標にしているところもあります」

次の目標は11月19日に開催される日本大会。もちろんそこでもグランプリ獲得を狙っている。

「グランプリをいただいた喜びはその日のうちにリセットして、また一からスタートです。日本大会への秘策はとくにありません。これまで通り基本に忠実にトレーニングするだけ。基本なくして応用はありませんから」

目の前にある目標にストイックに立ち向かっていく宍倉。連続グランプリ記録はどこまで続くのだろう。

取材・文・写真/石川哲也