ミーハー心で始めた体づくり。10kg減で「脱・ぽっちゃり」を達成




地方大会のグランプリ受賞者が多数出場し激戦が繰り広げられた10月9日(月・祝)のBEST BODY JAPAN首都圏大会。モデルジャパン部門レディースクラス(30~39歳)は岡本香晴がグランプリに輝いた。

【大会結果】BEST BODY JAPAN首都圏大会の全入賞者

2023年は今大会まで6戦5勝と安定した強さを誇る岡本。首都圏大会には1週間前に急遽エントリーした。

「これまで京都、大阪、函館、札幌大会でグランプリをいただいたんですが、8月の東京大会で準グランプリだったのが、ずっと心に引っかかっていて。リベンジではないですけど関東の大きな大会で勝って、日本大会に向けて自信をつけたいと思ったんです」

激戦を勝ち切った要因を自身では次のように分析する。

「東京大会で負けてから、いろんなことを変えないとこれ以上の進化はないと思ったんです。思い切ってお世話になるパーソナルトレーナーさんを変えて、ボディメイクを一からやり直す覚悟で約1か月半トレーニングに取り組みました。ベストボディジャパンの公式レッスンにも参加して、姿勢やウォーキングの精度を上げる努力もしてきました。今回グランプリをいただけたのはその成果が出たと思っています」

今やグランプリ常連の彼女だが、本格的にコンテストに出始めてまだ3年目。挑戦以降の心身の変化に最も驚いているのは自分自身だという。

「以前は今より10kg以上太っていたんです。ダイエット目的でパーソナルトレーニングを始めたんですが、身近にボディメイクの大会に出ている方がすごく輝いて見えて、私もステージに立つ目標があれば、ぽっちゃり体型を変えられるんじゃないかなと思ったんです。そんなミーハーなきっかけで始めたので、ここまで自分ががんばれるとは思いませんでした」

目指すのは女性らしく艶やかでメリハリのある美ボディ。昨年は日本大会でトップ10に残った岡本は、今年はもちろん頂点を視野に入れてトレーニングに励んでいる。

「自分がそうであったように、見ている方に『私もあんな体になりたい』と思ってもらえるようになりたいです。ちょっと食生活を変えたり、久しぶりに体を動かすきっかけになれたらうれしいですね。そういう存在になれれば、トップに立つこともできると思っています」

11月19日に控えた日本大会では、岡本は金のサッシュをかけることができるのか? 要注目だ。

取材・文・写真/石川哲也