佐久間編集長のパーソナルトレーナー百人斬られ(仮)Vol.36 平田歩(A-DREAM)後編




VITUP!編集長・佐久間が全国のパーソナルトレーナーさんを巡っていく「パーソナルトレーナー百人斬られ(仮)」。今回は平田歩トレーナーのトレーニング編。肩の故障から復帰一発目となる佐久間に相応しい、肩の負担を軽くする体の連動を意識したトレーニングを教わりました。

平田さんがもっとも得意とするのは機能改善とメンタルアプローチ。奇しくも私、佐久間は肩の故障から復帰ということで、今回のテーマは機能改善。全身をうまく連動させることで、動きを修正して肩に負担が集中しなくなるようなトレーニングを教わることになりました。

 

最初のエクサイサイズです。仰向けに寝て右腕を上げた姿勢から左肩を軸にして、右腕を真上に上げるように肩に回旋をかけて動かしていきます。

この動きができたら、もう一段階レベルを上げて、左ヒジを支点にもう少し体を起こします。このとき、腹筋にもしっかりと力を入れておきます。体幹に力が入らないと肩(腕)だけで動かそうとしてしまうので、ケガにつながります。

第二段階ができたら次は第三段階。左肩支点→左ヒジ支点→左手支点で体を起こして、最後は思いきり腕を上に伸ばしながらねじります。

 

ポイントは体を連動させて動かすこと。右腕が主に使われているように見えますが、実際には左の肩、ヒジ、手と体幹を使うことで右腕が動いてくるイメージです。「体を連動させて動かすことを日常にしていけば、肩の痛みは消えていきます」(平田さん)

 

続いてのメニューは二人組でのキャッチボール。といっても正面に向かってボールを投げるのではなく、体をひねってお腹の力を使って投げます。

おへそと顔は正面を向けたまま体をひねって、相手にボールを投げます。こちらも全身がうまく連動していないと、ボールが変な方向へと飛んでしまいます。

 

体を連動させるトレーニングはまだまだ続きます。ケトルベルを振って腕を上げて止めるという動作です。

このときのポイントは上で2秒ほど静止すること。握力でケトルベルをキープするのではなく、お腹で支えます。腕の力で止めようとするとブレてしまいますが、腹圧がしっかり入っていると、ケトルベルは上で止まります。

 

今度は同じ動作で脚を上げて止まります。体がうまく連動しているときは、ピタッと止まります。

 

続いては脚を台の上に踏み込みます。ポイントは腕から動くのではなく、脚を先行させること。そうすることで自然と腕はついてきます。体を連動させているので腕にはまったく力が入っていません。

さらに動きのレベルが上がり、今度はT字バランスから台の上に脚を踏み込みます。こちらもこれまでと同じ、脚力をしっかり使うことが大事になります。

ケトルベルをバイパーに変えて同じようにT字バランスから、台の上に脚を踏み込みます。体にひねり動作が加わりますが、脚がうまく動くと上半身のスピードも上がっていきます。

だいぶ体の連動ができたところで、最後はケトルベルを振りながら歩きます。無意識のうちに肩が前に出て猫背になりがちという人も多いと思います。そんな方の姿勢改善に持ってこいのメニューです。ケトルベルを使って、肋骨を上げることを意識しながら歩きます。

以上でトレーニングは終了。すごく姿勢が良くなった気がしました。

 

「トレーニングは日常のクセを修正することができるので、今回は肩だけを使わないように体の連動性を意識したエクサイサイズをやってみました。日常的にどうしても腕だけを動かしてしまうような場面が多いと思いますが、お腹の力を使いながら体をうまく使うように意識してみてください」(平田さん)

 

というわけで今回はここまで。無事にトレーナー巡りを再開することができました。平田さん、どうもありがとうございました

【トレーナーPROFILE】
平田歩(ひらた・あゆみ)
沖縄県出身。日本体育大学卒業後、都内の高級ホテルの会員制フィットネスクラブで勤務。沖縄に帰郷後は学校法人SOLA沖縄学園に勤務し、講師として人材育成に励む。2013年に独立してA-DREAMを設立。下は小中学生から、上は還暦を過ぎた高齢者まで指導。さらに学校部活の指導にも幅広く携わっている。

【店舗情報】
PRIVATE STUDIO A-DREAM
〔住所〕沖縄県那覇市銘苅1-10-45 チュリスH201
〔営業時間〕10:00~21:00 ※日曜定休
〔料金〕
パーソナルチケット(1回60分)=12,000円
週1回コース(1回60分)=33,000円/月額
週2回コース(1回60分)=58,000円/月額
週3回コース(1回60分)=84,000円/月額
※価格は税込。その他のコースなどの詳細はHPをご確認ください。

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、高校日本代表選出、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアン、パラリンピアンの取材を手がける。