『東京コミックコンベンション2023』(通称:東京コミコン、12月8日~10日開催)。日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを発信する本イベントは、毎年多くのコスプレイヤーが参加することでも知られています。コスプレチャンピオンシップなどの催しも開催され盛り上がりを見せる中、VITUP! では筋肉自慢のコスプレイヤーに注目し、体づくりの秘訣や東京コミコンを振り返ってのインタビューを実行! 今回は、『となりのトトロ』メイちゃんのコスプレでおなじみ、アームレスラーのサップ石島さんに話を聞きました。
――今回の東京コミコンでは、P.P.P.TOKYOのプロレスイベントで場外乱闘に巻き込まれたそうですね。
「はい。じつは今年の大阪コミコンでも巻き込まれているんですけど、今回もなんとなく『巻き込まれそうだな』というのは感じていました(笑)。SNSでもプロレスの反響は大きくて、そこから自分のことをフォローしてくれる方もいますし、コメントや引用からも『見ました』とか『面白かった』という反応をいただけました」
――プロレスラーを相手にとうもろこしで一撃を加える様子は迫力がありました。
「ありがとうございます。体づくりにも気合いを入れて取り組んできたので、今回のプロレスを見て盛り上がってくれてうれしかったです」
――競技の様子は違いますが、プロレスもアームレスリングも同じ肉体を使う競技ということで、親近感もわくのではないですか。
「そうですね。見た目はプロレスラーのようなガタイをしているので、会場でも『プロレスラーですか?』と何人にも声をかけられました。その時は『ただのおじさんです』と返しましたが、自分がプロレスに巻き込まれたことがきっかけになって、プロレスやアームレスリングがもっと盛り上がったり広まったりしてくれたら最高ですね」
――今回のイベントに向けて、体づくりの面ではどんなことに取り組んできましたか。
「8月に自分が所属しているアームレスリングの『豪傑道場』に来た猟師の方と知り合ってから、食事にジビエを取り入れるようになりました。イノシシやシカの肉をメインにタンパク質を摂るようにした形です。さらにはちみつも作っているというその方のおすすめで、毎日コーヒーやプロテインにはちみつを混ぜて飲むようになりました。そうすることで体調がよくなり、以前よりもパワーがつきました」
――SNSに投稿していたコスプレの写真でも、体のたくましさが際立っていました。
「ありがとうございます。東京コミコンは他のイベントと違ってコスプレエリアという区切りがないのが新鮮で面白かったです。今回も『ずっとメイちゃんに会いたかった』と言ってくれる人に会えたり、コミコン以外のイベントには参加しないという人にも会えたりしたのでよかったです」
取材・文/シュー・ハヤシ
写真提供/サップ石島