低負荷・高回数のダンベルトレで丁寧に筋肉を磨いた26歳 次なる目標はライバルのサマスタ絶対女王を超えること




謙虚な気持ちを忘れないことが山田りほの強さの源なのかもしれない。

昨年11月に開催されたSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)の大一番『JAPAN PRO GRAND PRIX(通称プロ戦)』。BIKINI(BETTY)部門でshortクラスの優勝を勝ち取った山田りほは、大会直後・年明けと感謝の気持ちを口にした。

【フォト】2キロのダンベルでつくったまん丸肩。磨き上げられた山田の美ボディショット

昨年のプロ戦ではBIKINI(BETTY)部門を6連覇中の射手矢味香とオーバーオール決戦を繰り広げた。2022年の同大会は部門6位だったが、見事にジャンプアップをはたして女王に名乗りを上げた。

そんな彼女がステージに立つうえで強みとなっているのが『肩』。もともと発達しやすい部位であり、むしろ以前はステージでも悪目立ちしてしまっていたと振り返る。しかしそこからは軽量なダンベルでの種目を高回数こなすなど、丁寧に筋肉を磨くようなボディメイクに切り替えたことで強みに昇華させることに成功した。

「まずはショートクラスで優勝できたのでホッとしています。まわりの方々に支えてもらって今回1位を獲ることができたので、本当に感謝の気持ちですね。ただ、やっぱりオーバーオール戦で絶対的女王の(射手矢)味香さんを倒したいと思って今日までやってきたので、悔しい気持ちも正直あります」と大会直後に語ってくれた山田。虎視眈々と、それでいて謙虚に。新年を迎えた彼女が次に狙うのは総合優勝のみだ。

「昨シーズンは沢山の方に支えていただき、身に余る結果を頂くことができました。今年のプロ戦は、また選手としてさらに成長し、見てくれている方に驚いてもらえるような体をつくって、強豪選手の中で総合優勝を勝ち取れるよう日々がんばっていきます」

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