“海外版SASUKE”に挑んだ日本人女子 大嶋あやのが見た“世界の壁”とその後の目標




2019年のNinja Warrior(ドイツにて開催)の日本代表に選ばれた大嶋あやのさん。男性が5人、女性は1人という狭き門を突破し、代表の枠を勝ち取りました。

【トーク動画】SASUKEナンバーワン女子がスゴ技を披露! そして「壁」への思いを語る

「日本のSASUKEと海外のSASUKEは違うエリアが多いですね。スケールも違いますし、国も違う、時差もあります。初めて挑むエリアなので結構苦戦しました」

海外の選手の体の大きさにギャップを感じたという大嶋さん。「体が大きくて不利になることはないです」と振り返るほど、小柄な彼女にとって大柄な人向けの海外のステージは鬼門でした。

「日本のSASUKEのほうがテクニカルですけど、海外のSASUKEはビッグジャンプや大きな動きをしないといけないんです。私の場合、スタート台からエリアの上に行くためのバーにジャンプしても届かないエリアがあったんですよ。スタートをさせてもらえないっていうのがあって、それが途中のエリアで出てくるんです。屈辱ですよね。どれだけがんばっても、そのエリアまでしか進めないのが最初にわかってしまいました。じゃあ、そのうえでどれだけ作戦を組み立てていけるかを考えました」

その後、2023年にフランス開催のNinja Warriorに挑んだ際を振り返ると「着いた瞬間からスケジュールが詰め詰めでした。着いたその日から取材が入り、次の日も朝から始まり収録があって、夜までPV撮影でした。3日目はメディカルチェックを終えてインタビュー。そのまま夜まで収録して、次の日も朝から夜まで収録という感じでした」とスケジュールのタイトさにも驚いた様子。ギャップや高い壁も感じましたが、海外での経験は彼女にとって大きなプラスになりました。

人生で初めて日の丸をつけて何かに挑戦した経験が、その後の大嶋さんの進む道を変えていったのです。現在大嶋さんはスピードクライミングでワールドカップを目指して活動中。SASUKEに挑み続けた日々を力に変え、世界に挑みます。

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