“精神を病んだ時期”から筋トレで一変、40歳でベストボディ日本一に 2024年シーズンに目指すは2連覇




磨かれた健康美を競うBEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン/BBJ)において、年間の集大成となる日本大会。2023年にその大舞台で、ベストボディ・ジャパン部門の総合グランプリを獲得したのが齊藤拓也だ。

【写真】冨山発のナイスミドル・齊藤のステージショット

2023年は子どもが産まれた兼ね合いもあり、地元の富山大会のみに出場を限定していた。家族の協力もありチャレンジを成就させ、大きな目標である日本大会で結果を掴んだ。

大会後には「もううれしいというか感謝しかないです。関わってくれたすべての人に感謝しています。今まで大会に出続けてきて、やっと報われたなという思いです」と万感の思いを語ってくれた齊藤。以前は精神を病んでしまった時期があり、そこから自身を救ってくれたのが友人から勧められた筋トレだったという。トレーニングを楽しんでいくうちにボディコンテストと出会い、BEST BODY JAPANへの出場を決めた。

メンタル危機から救ってくれた筋トレとの縁を大切に、周囲への感謝も忘れずに突き進んだ日々。大きな結果を残した昨年のエネルギーを糧に、新たな目標へと走り出す。

「昨年はありがたいことに総合グランプリという称号をいただきまして、本当に感謝しています。今シーズンは全選手の目標となりいい背中を見せられるよう精進していきます。目指すは2連覇、誰にも譲りません!」

グランプリ受賞で追われる立場となったが、「追われるほうが燃えるんですよ」と気合十分だ。今年も彼が大きな声援を浴びる姿が見られるかもしれない。

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