磨かれた健康美を競うBEST BODY JAPAN(ベストボディジャパン/BBJ)。全国47都道府県で予選が開催されているBBJでは、予選で新たなスターが出現するのも見どころのひとつだ。
そんな中で、『静岡大会』(2023年9月)でひときわ大きな声援を浴びた男がいた。マッスルモデル部門フレッシャーズクラス(18歳~34歳)で優勝をはたした山本裕弥だ。
【フォト】ほっそりボディからゴリマッチョに変身 山本のステージショット
爽やかに、優雅に進むことも多いBBJのステージだが、彼にかけられたのはボディビルさながらの掛け声だ。彼の友人が「ステージから溢れそう!」と叫ぶと、それに呼応するように周囲の観客からも声援が飛ぶ。鍛え上げられたボディで存在感を放った山本は、見事にクラス優勝の栄冠を手繰り寄せた。
大会後に話を聞くと「初めての大会が2年前の静岡大会だったんですけど、その時は15人近くが出場したクラスで予選落ちだったんです。当時は体重が67kgくらいしかなくて細身で、体型的には(細身でスタイリッシュな体が評価される)モデルジャパン部門向きだねって言われていました」と語ってくれた。
助言の通りモデルジャパン部門に出場する選択肢もあったが、そこで彼が敢行したのは“体を大きくする”というもの。細マッチョではなくゴリマッチョを選んだ彼は、「細いって言われたんで、とりあえず筋肉をつけようと思ってがんばりました」となにくそ魂で成長を遂げた。
年間の集大成である『日本大会(11月開催)』ではマッスルモデル部門フレッシャーズクラスのトップ10入りをはたしたが、優勝を狙っていただけに悔しい結果となった。持ち前の負けん気で2024年に目指すは頂点獲りだ。
「今年は『ゆうやがいる大会は盛り上がる』と言ってもらえるように成長していきます。もちろん日本一を目指します!」