40歳を迎える「若返りの先生」 爽やか正統派から“チャラ本さん”まで、七変化の魅力で3団体チャンピオンへ名乗り




「自分に合った団体を選ぶ」というのは、ここ数年のフィトネス隆盛の中で重要なテーマと言えるだろう。数多くのボディコンテストが開催される中で、各団体が独自のコンセプトを設定。団体として理想のボディを掲げ、そこに向けて選手たちは競い合っていく。

団体間に優劣はなく、それだけ多くの輝ける場所があることは大きなメリットだ。そんな中で団体の垣根を越え、七変化の魅力を放っている選手がいる。岡本寛之、39歳だ。

【大会フォト】“チャラ本さん”モードの岡本が出陣 サマスタFINALフォトギャラリー

彼の特色は、団体を越えて成績を残し続けているということ。2017年に健康美コンテスト『BEST BODY JAPAN(BBJ)』の日本大会にてモデルジャパン部門ミドルクラスのグランプリを獲得。その後は競技性とエンターテインメント性を持ち合わせた『Super Body Contest(SBC)』にも挑戦し、2021年には年間の集大成であるSBC FINALでTREND部門の総合優勝を勝ち取った。

上記大会で見る岡本は黒髪短髪。爽やかという言葉がピッタリな正統派だ。しかし、ひとたび『SUMMER STYLE AWARD(サマスタ)』の舞台に上がれば、金髪が印象的な”チャラ本さん”に変身する。“夏が一番似合う男性・女性を決める”がテーマのサマスタでもSURF MODEL部門の実績を積み上げ、2023年のFINALでは2位と頂点に迫った。

BEST BODY JAPAN日本大会での一枚

その他にも韓国で開催される国際大会『K-CLASSIC』で活躍するなど、非常に広い振り幅を披露。各団体・部門で求められる点を掴み、自らを分析した上でステージに立てることは大きな強みだろう。

「若返りの先生」として日頃トレーナー業を務める岡本は、クライアントの手本にもなるべく2024年も各コンテストに参戦を表明。磨いたボディでステージに立つ。

「今年こそ3団体の日本チャンピオンを目指して、サマスタのサーフモデルに挑戦します。今年で40歳になりますが、挑戦し続けることで老いを感じず元気に日々を過ごせます」

「挑戦は成功と成長しか生まないです」と力強く話す岡本。節目の年での挑戦に要注目だ。

文/森本雄大
写真(サマスタ)/森本雄大
写真提供(SBC、BBJ)/岡本寛之