カルッツかわさきにて開催された『マッスルコンテスト東京』(2/10)および『マッスルコンテストジャパン』(2/11)。ボディコンテストはもちろん、フィットネス用品ブースの設置や各種イベント開催により盛り上がりを見せた。
ここでは、10日に催された第2回マッスルコンテストカップ・ストリクトカールチャレンジに注目。頭から骨盤までを壁にぴったりとつけ、反動を使わずに両腕でバーベルを拳上する『ストリクトカール』で腕力を競うものだ。純粋な力比べにウエイトリフター、空手家、アームレスラー、コンテスト選手など競技を越えて選手たちが集結した。
昨年『第41回日本女子フィジーク選手権大会』で優勝を飾り、女子フィジークの新女王となった荻島順子さんも52kg以下級に参戦し2位に入賞。大会を終えた荻島さんに話を聞いた。
【動画】女子フィジーク新女王・荻島順子に学ぶトレーニング 女王のフォームは真似できない?
――今大会に出場した経緯は?
「昨年11月に(鎌田)勉さんが主催した大会に出場させていただいて、その時に『これが成功したら優勝』という重さが挙がらなかったんです。その時に勉さんから『悔しいと思うからまた出たほうがいいよ』と言っていただいて、それで今回も挑戦してみることにしました」
――コンテストオフシーズン中の今回の挑戦ですが、28kgを挙げて2位の結果を残しました。実際に出場してみていかがでしたか。
「ちょっとケガは怖かったんですけど、大会って出るとやっぱりがんばってしまいますね(笑)。選手の方々ともお会いできましたし、久々に大会気分を味わえて楽しかったです」
――ちなみにオフはどのように過ごされていますか。
「今は体を整えつつ、トレーニングもセット数を少な目にするなどして追い込まないようにしています。あと1か月くらいしたらメニューもオン仕様に変えて、気持ちを引き締めようかなと思っています。今は準備段階ですね」
――今年の大会の出場予定は?
「今年は6月にモンゴルでIFBBアジア選手権が開催される予定なので、代表に選考していただいたらそこでまず初戦をがんばりたいです。国内の初戦は9月最初の週の日本クラス別選手権、あとは10月の日本選手権、もうひとつ出られるとしたら日本マスターズ選手権なんですけど、マスターズは日本クラス別の次の週なので、余裕があったら出ようかなという感じで考えています」
――最後に今シーズンへの意気込みをお願いします。
「2023年はIFBB世界選手権で3位だったので、今年は国内でしっかり勝って切符を獲って、世界で昨年よりいい成績を残したいですね。そこに行くためにも、自分の納得のいくような体をつくり上げていきたいです」
取材・文/森本雄大
写真(コンテスト)/木村雄大
写真(ストリクトカール)/森本雄大
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