フィットネス界注目の17歳・小池星蓮の放課後トレーニングに密着 現役女子高生が筋トレに魅了される理由とは




女性らしい健康的な美しさを競うビキニフィットネスにおいて、全国大会で超高校級の成績を残しているのが小池星蓮、17歳だ。

【動画】小池星蓮のエネルギッシュなトレーニング

高校1年生から筋トレを始めると、2023年7月には23歳以下のフィットネス競技日本一決定戦『オールジャパン・ジュニア・フィットネス・チャンピオンシップス(以下、ジュニア選手権)』で準優勝。

同年に当時高校2年生の最年少にして身長別の日本一を決める『オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップス(以下、オールジャパン選手権)』に出場した彼女は、テレビ番組でも取り上げられるなど美ボディ界のニューヒロインとして注目を集めている。

その日常はいたってシンプル。放課後は週5でジムに通う筋トレ漬けの毎日だ。そんな彼女のトレーニングにVITUP! 編集部が密着した。

大活躍の昨シーズンを振り返り、「ステージの動画を見ても弱点がわかりやすかったので、そこを少しでも強化できるようにしています」と言う。もともと力を入れていた肩のトレーニングに加え、今年は下半身を強化してくことがひとつのテーマだ。

普段は日ごとに鍛える部位を分ける『分割法』を取り入れているが、この日は撮影用として特別に肩、背中、下半身のトレーニングをいくつか見せてもらった。

まずはダンベルを使ったサイドレイズ、ワンハンドサイドレイズから。ワンハンドではゴムチューブを使って負荷をプラスすることもある。

サイドレイズ
ワンハンドサイドレイズ

背中はベントオーバーロウとラットプルダウンで鍛えていく。ベントオーバーロウは重量を40kgに設定。「高重量はまだまだできないので、できているかゆっくり確認する感じです」と確実に効かせることを意識している。

ベントオーバーロウ
ラットプルダウン

ちなみにこの靴と靴下はお気に入り。「かわいいですか? やった! ピンクが好きなのでかわいい靴下がいいです」と笑う姿はやはり現役女子高生。彼女の存在がジムの雰囲気も華やかにしてくれる。

NIKEのピンクの靴下とシューズがお気に入り

今年注力している下半身はブルガリアンスクワット、スクワット、レッグエクステンションで鍛えていく。とくにバーベルを使ったスクワットではなるべく高重量を設定し、3~5セットを目安に追い込むことを意識していると言う。

ブルガリアンスクワット
スクワット
レッグエクステンション

下半身を強化する理由としては、自身の弱点であること。また、ウェルネスカテゴリー(健康的な体格、魅力的にプレゼンテーションされたトータルパッケージが評価される部門。上半身に比べ臀部、大腿部といった下半身の筋量がやや大きいことも評価対象)の選手を見て「かっこいい」と言う思いを抱いたこともひとつだ。

ポージングも披露してくれた。普段とはギャップのある、エレガンスなステージの面影が垣間見える。

青春真っ盛り、放課後に友だちと遊びたくなることはないのだろうか? 「ないですね。筋トレは遊びではないんですけど楽しくやっています(笑)」と笑った。

なぜここまで筋トレに魅了されるのか、最後に核心を聞いてみた。

「たとえば日常でちょっと嫌なことがあったり、落ち込んだりした時もトレーニングをすれば集中できて、嫌なことも忘れることができます。何よりやっていて楽しいので続けることができています」

純粋無垢に「筋トレが好き」という思いが彼女の情熱の原動力だ。さらにボディコンテストの舞台がさらに目的意識を明確にさせ、トレーニングへの思いを強くさせる。今シーズンの目標は、昨年悔しさを味わった舞台でのリベンジ。そしてさらなる大舞台への挑戦だ。

「ジュニア選手権は、もちろん優勝を目指していきます。今年は不安やプレッシャーに勝ちたいですね。オールジャパン選手権に出場できたら、今年もまだ胸を借りるつもりで順位のことは考えず思いっきりいきます。欲を言えば階級無差別の『フィットネス・ジャパン・グランド・チャンピオンシップス』にも挑戦したいですね」

トレーニングが日常に組み込まれたことにより、人生に確固たる軸が一本通った。ボディメイクに熱中する青春を謳歌しつつ、挑戦の日々は続いていく。

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