近代五種女王の総合力が光る 美女アスリート・才藤歩夢が挑んだ『HANZO』を振り返る




1日の中でまったく異質な5種目(射撃、ラン、水泳、オブスタクルスポーツ、フェンシング)に挑む近代五種で、2度全日本チャンピオンの称号を手にした才藤歩夢さん。フェンシング単体の選手としても団体で全日本優勝をはたすなど活躍する彼女は、才色兼備のアスリートモデルとしてメディアに出演することも多い。

【フォト】ハードな障害物レースに挑む才藤さん

その中で2025年1月13日には、人気スポーツエンターテインメント番組『KUNOICHI』(『SASUKE』の女性版)に出演。続けて3月23日~24日には、近代五種の要素を盛り込んだ新番組『HANZO』に参戦し、その身体能力の高さを見せつけた。ここでは、HANZOでの才藤さんの活躍にスポットを当てる。

近代五種の日本女王として負けられない戦いに挑んだ才藤さん。障害物レース「オブスタクルスポーツ」で使われる実際の規格を採用した1stステージでは、長い手足を活かして軽々と障害を越えていき、最終的には40秒57というクリアタイムを叩き出した。

近代五種のうち水泳、ラン、射撃の要素が取り入れられた2ndステージでは、冒頭の障害“バックストリーム”で逆流を物ともしない泳ぎを披露。ランではスピーディーにコースを駆け抜け、疲労が溜まった中の射撃でも高い集中力を見せ4発を命中させた。1発成功につきクリアタイムがマイナス2秒され、総合タイムは1分32秒87と女子選手トップでクリア。早々にFINALステージ進出を決めた。

オブスタクルスポーツの全日本選手権(2025年)で撮影したもの(写真/r.photography)

番組オリジナルのVRフェンシングで争われるFINALステージでは、大嶋あやの(SASUKE常連選手、KUNOICHI2025完全制覇者)と優勝をかけて争った。VR空間で次々流れてくる的をサーベルで突き、獲得ポイント数を競うこのステージ。フェンシングの試合とは一味違う形式に苦戦したか、400点でのフィニッシュとなり大嶋の480点には及ばず。優勝は逃したものの1st、2 ndステージを含む総合力の高さが光った。

今回のHANZOでも垣間見えたように、さまざまな種目で戦える万能性が問われる近代五種。それこそが“キング・オブ・スポーツ”と呼ばれる理由だ。そんな競技で才藤さんはオリンピック出場を目指し、これからも鍛錬を積んでいく。

【写真は次のページ】才藤さんの競技写真やインタビューショット