競技パフォーマンス向上や、日常動作のサポートに一役買ってくれるストレッチ。今回は近代五種で2019年・2023年に全日本選手権を制覇。フェンシングの選手としても活躍し、二刀流でオリンピック出場を目指す才藤歩夢さんに、実際に取り組んでいるストレッチメニューを紹介してもらった。
今回スポットを当てるのは肩と指。デスクワークで緊張しがちな部位であり、在宅ワークが多くなった昨今ではよりケアが重要になるだろう。スキマ時間にストレッチを取り入れて、日々の疲労を軽減させてはいかがだろうか。
【肩のストレッチ】
(種目1)
正座の体勢でスタートポジション。つま先を床につけてお尻を浮かせ、両腕を前に出しながら上半身を床に近づけていく。
(種目2)
壁を利用したセルフストレッチ。壁と体が直角になるように立ち、ヒジを壁につけた状態から上半身を前に倒していく。
(種目3)
壁に背を向けて立ち、腕を後方上側に上げて手のひらを壁につける。少し体重をかけて肩回りをストレッチする。
【指のストレッチ】
(種目1)
正座の体勢から両腕を前に出し、中指・薬指・人指し指を床に着ける。つま先でやや上体を斜め前に上げ、指に体重をかけてストレッチを行なう。
(種目2)
同じく正座の体勢で片腕を前に出し、指を一本ずつ折り曲げてストレッチする。左右10本の指すべてを伸ばしていく。
仕事中にこまめに実践するもよし、1日の終わりのリラックスタイムで取り入れるもよし。生活の状況に合ったタイミングで、ぜひデスクワークの疲労除去に取り組んでみてほしい。
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