「砂浜と海、そして青空の下で競技ができる」指導歴10年のベテラントレーナーが語る『POWER BUILDING CLASSIC』の魅力




パワーリフティングとボディビルディングが融合した「パワービルディング」。強さと美しさの二刀流を体現する“パワービルダー”たちがしのぎを削る大会『POWER BUILDING CLASSIC in awaji』が10月5日、淡路島にて開催される。

【フォト】大自然の中でパワービルダーたちが競演

日本初のコンセプトで行なわれる大会とあって、出場選手のバックボーンもさまざまだ。

昨年の大会でオーバーオール優勝を射止めた関博士さんは、パーソナルトレーナー歴10年のベテラン。トレーナー向けのレンタルジム「Workout Gym Power 渋谷」を運営しつつ、空き時間にトレーニングを行ない、日々体づくりに取り組んでいる。指導しているクライアントが本大会に参加するにあたり、初めて大会の存在を知ったと言う。

コンテスト選手としても地方大会を中心に優勝、準優勝など優秀な実績を残し、2025年にはマッスルゲートのデッドリフトコンペティションでも優勝。まさに強さと美しさの二刀流を地で行く関さんにとって、願ってもない舞台だった。

「デッドリフトに向けては、減量中でもいかに挙上重量を落とさず維持するかを課題として取り組みました。とくにフォームの精度と練習頻度が重要だと感じ、減量中は毎日デッドリフトを行なっていましたね。また、フィジークにおいてはミッドセクションや肩の発達が不可欠なため、デッドリフトと並行してボディメイクも部位別に分割して取り組み、全体のバランスを意識したトレーニングをしてきました」

トレーニングの成果を存分に発揮し、2024年の王者となった関さん。大会の魅力については「砂浜と海、そして青空の下で競技ができることです。あの開放感は他の大会では味わえない、唯一無二の素晴らしい経験でした」と思いを語っている。淡路島の美しいビーチで行なわれる熱戦は、選手たちや観客にとってかけがえのない思い出になっているのだろう。関さんは今後も、フィットネスへの取り組みを続けていきたいと意気込んだ。

「フィットネスをもっと多くの人に楽しんでもらえる世の中にしていきたいと考えています。筋肉の大きさやパワーの優劣に関係なく、誰もが自分のペースで楽しめるのがフィットネスの魅力です。お互いを尊重し、励まし合いながら、みんなで心も体もハッピーになれる世界をつくっていけたらと思います」

なお、今年の『POWER BUILDING CLASSIC in AWAJI』は10月5日に開催予定。地域活性化や、日々の暮らしを豊かにするといった願いも込められた今大会に注目だ。

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