4月も中旬に入って、テレビの世界も通常の番組編成に落ち着いてきたが、3月下旬から4月上旬にかけては、おなじみの期首・期末の特番ラッシュだった。
その時期にやたらとテレビで見かけたのが女子プロレスラーの上谷沙弥だ。

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実際にはそこまで出演本数が多いわけではないのだが、やたら見かけた、という印象が残っているのは、彼女の出演が朝の番組から深夜枠まで、すべての時間帯にまたがっているからだろう。ゴールデンタイムの番組にイレギュラーで出演するよりも、ある意味、幅広い層に刺さるテレビへの出方、である。
昨年、注目を集め、ブレイクのきっかけとなったのは朝の人気番組『ラヴィット!』、そしてゴールデンタイムで何度も出演した『千鳥の鬼レンチャン』。どちらの番組でも、素の部分を出しまくり(とくに『ラヴィット!』は生放送なので、どうにも隠しようがなくダダ漏れに)、『令和の極悪女王』の異名がかすんでしまう状況に。
「悪役なのにかわいい」「ヒールなのに、すぐに泣いちゃう」「絶対にいい人」といったコメントがSNSでワーッと広がり、プロレスファンは「リング上での威厳が保てなくなるのではないか?」と危惧し、批判の声まであがったが、一般層は「これが令和の悪役レスラーだ」と全面的に肯定して受け入れた。結果、メディアに引っ張りだこに。ただただタレントとして重用されるだけでなく『ラヴィット!』の番組内では、女子プロレス史上でも希少な試合の生中継まで実現するなど、プロレス界へのフィードバックも絶大。結果、業界内での評価も爆上がりし、女子プロレスラーとしては初のプロレス大賞MVPにも輝き、名実ともに日本プロレス界の”顔“となった。
これまでは「悪役なのに〇〇」というギャップが面白がられて、メディアに起用されることが多かったが、ドラマ出演や悪役メイクを落としてのグラビア撮影などを経て、もはやギャップ萌えを超えて「上谷沙弥とはこういうプロレスラー」と広く認知された上で、テレビに出ていることには大きな意味がある。
4月26日には“本業”のプロレスラーとしての大勝負が横浜アリーナにて開催される。大観衆を集め、ベルトを守り抜くことができれば、さらなる高みも視野に入ってくる。沙弥様の快進撃はまだまだ止まらない!?
