「相乗効果で日常生活も心地よく」仕事、家庭、競技を両立 44歳デザイナーママが歩む美筋ロード




三重・イスのサンケイホール鈴鹿にて開催された、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催「ALL JAPAN FITNESS CHAMPIONSHIPS」(8月8日~9日)。本大会はフィットネス競技の日本一決定戦であり、初日はマスターズクラス(男子は40歳以上、女子は35歳以上)の審査が行なわれ、最終日は年齢の垣根を越えた身長別各クラスで王座を争った。

そんな中、ビキニフィットネス40歳以上160cm超級で見事優勝。2連覇を飾ったのが早倉フジコ(44歳)だ。普段は服飾系のデザイナーを務め、夫、娘と暮らす母親でもある。

【写真】44歳母が見せた日本トップクラスの筋肉美

「本当にうれしさもそうですが、安心しました。初優勝した年の大会より重みや重責を感じていたので『ホッとした』というのが一番ですね。やっぱり周囲の協力あってこそ競技ができると実感します。家では夫が家事をサポートしてくれたり、職場でも競技に理解をもってくださったりと、周囲のおかげで楽しく競技に取り組むことができています」

そんな彼女がフィットネス競技を始めたのは今から数年前のことだ。

「きっかけはダイエットでした。無事に痩せて次の目標を考えていた時、パーソナルトレーナーさんにパワーリフティングを提案されたんです。ただ、体をがっちりさせるより、違う競技はないかなと思っていろいろ探したら、そこでマッスルゲートのウーマンズレギンスを見つけました。コンテストに初出場したのが2023年のことになります」

美しさを競うフィットネス競技の道を歩み出した彼女は、数年で日本のトップ戦線にまで到達した。ここまで自身を夢中にさせる、競技の魅力とはどのようなものなのか。

「トレーニングを通じて自分の体が変わるのがうれしくて、競技はその成果発表の場という感覚です。競技にのめり込む中で、キレイなポージングには体の機能を整えていくことが必要だとわかって、整体に行ったりもしました。コンディショニングに気を遣うと日常生活も心地よく暮らせるようになって、体力がついたと感じたり、周囲から『姿勢いいですね』と言われたりするようになりました。すごく相乗効果を感じています」

健康な心身、充実した生活を獲得した早倉は、今後の目標をこう語る。

「今回もそのチャンスがかかっていますが、国際大会に出てみたい、世界選手権に行きたいという気持ちがあります。なので、これからも体づくりに邁進していきたいと思います」

ミドルエイジから歩み始めた美筋ロード。フィットネス競技に魅せられた早倉は、これからもトレーニングと向き合う日々を送っていく。