YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、2026年西日本選手権優勝の小川洋一選手です。
岐阜県が生んだ新たな怪物
小川選手は、破竹の勢いでタイトルを獲得している東海地方の新たな逸材です。昨年、岐阜選手権を制し、負け知らずで東海、西日本まで駆け上がってきました。予想だにしない怪物が岐阜県から出てきたと言っても過言ではないでしょう。
なぜこれほど強烈な成績を残しているのか。その秘密は、安定した抜群のコンディションと絶妙なボディバランスにあります。癖のない美しいフレームにタイトなウエスト、理想的ともいえる骨格に付けられた左右差のない審美性に溢れた筋肉。誰が見ても文句の付け所がないほど、骨格や筋肉のバランスが整っており、その上セパレーションや立体感も非常に強力です。厚みのある大胸筋に、下部から見事に広がる広背筋、アウトラインを彩る肩の張り出しや腕の丸みなど、どれを取っても惚れ惚れする完成度をしています。
また、バランスがいいだけでなく、非常にハードな仕上がりを常に持ってくる為、極めてセパレーションが強く、上半身に比べて僅かにボリュームで劣る下半身も目を見張るほどのカットが刻まれています。フロント、サイド、バックどこを見ても圧巻の完成度を誇っていることもコメントせざるを得ません。褒めちぎっているように思われるかもしれませんが、彼の肉体を見れば、お世辞でないことはわかっていただけるのではないかと思います。
昨年と比較して、バランスやバルクは驚くほど進化しており、今後更なる進化も期待できます。日本トップクラスを目指すには4〜5kgほどの筋肉量の増加が必要になってきますが、彼であれば成し遂げてくれそうな伸び代を筆者は感じています。ボディビルダーとしてまだまだ伸び盛りの32歳がどんな成長を見せるのか非常に楽しみです。
次回は、ジャパンオープンで17年振りに復帰を果たした伝説のボディビルダーについてお話しします。お楽しみに!
写真/sa180h


