「安井友梨の時代は終わり」その空気を打ち砕いた元“無敗の女王”の本気「再び立ち上がる姿を見せるのが私の役目」リベンジ魂込めた復活の青ビキニ




日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「JBBFフィットネス・ジャパン・グランドチャンピオンシップス2026」が大阪・メイシアター(吹田市文化会館)にて開催され、安井友梨が7連覇を達成した。

【フォト】素敵な笑顔でステージに立ち7連覇を達成したビキニの安井友梨

オーバーオール(無差別級)でビキニフィットネスの2026年の女王を決したこの大会。安井は8月の身長別大会ではデビュー以来の初黒星を喫し、重ねてきた連覇が10連覇でストップ。“安井の時代”がいよいよ終わるのか…そんな空気がフィットネス界に流れる中でのステージとなった印象だ。

「10連覇して、無敗の女王と言われながら負けて。そこからどう立ち上がるか、どうリベンジするかを皆さんにお見せしたかったです。負けても必ず返り咲くことができる。それをお見せするのが私の役目かなと思ったので。その姿を見て、何か心に響いたものがあればいいなと今は思っています」

10年間重ねてきた実績に裏打ちされた自信と誇りはもちろんある。が、やはり不安が心の大半を占めた。

「最後の最後に順位が発表されるまでずっと不安で足が震えていて。この2か月間はちゃんと寝れていなかったので。でも、この2か月は本当に本気になれた。私ってここまで本気になれるんだと気づくことができ、今はすばらしい2か月をありがとうございましたという思いです」

今大会では、2位に30歳の岩崎有希、4位に29歳の関裕美が入賞。岩崎とは合計得点では2点しか差はなく非常に僅差の勝利であった。安井が競技をはじめたのは30歳。その年齢の選手が安井に肉薄し、間違いなく世代交代の雰囲気は漂っている。だが、女王安井はまだまだ終わらない、そんな意地を強烈に見せた大会となった。

「オールジャパンはこの青色のビキニで負けたので。赤に変えようかなとも思ったんですけど、やっぱりこれでリベンジしました。今月末のIFBB世界選手権まで、まだまだ完成度は高められると思っています。日本人だからできないじゃなく、『日本人だからできる』を証明してきます」

文・写真/木村雄大