筋肉YouTuberサイヤマン、入院を経ても4位入賞。「悔しかったけどボディビル楽しいわ」【JBBF】




6/24(土)に東京・赤羽会館で開催された、「第37回東京クラス別ボディビル選手権大会」。ミスター65kg以下級にエントリーして話題を呼んだのが、筋肉YouTuber・サイヤマングレートこと田中光昭だ。

【フォト】ピンチから復活の”超サイヤ人”。絞り切ったボディを堂々披露

彼は前回大会で同階級準優勝に輝いた実力者であり、今回狙うは優勝のみ。しかし残酷なことに、昨年から今年にかけてサイヤマンは二度の病に見舞われた。

腹部に強い痛みを訴えて運ばれると、原因は盲腸。昨年12月の1回目は手術なしで退院したものの、今年4月に再発した2回目では盲腸が破裂して手術を必要とする事態に。そんな中でも「高カロリーの点滴を打ってくれないかな」と筋肉愛を忘れなかったサイヤマンだが、心身ともにかなりの負担がかかったことだろう。

健康であることの重要性を正認識しつつ、退院後は懸命にトレーニングや減量に没頭。リベンジ戦となる今大会を迎えた。

本番ではトレードマークである溝の深い腹筋はもちろん、広がりのある上半身をアピール。フリーポーズでは「ドッカンバトル 悟空復活のテーマ」に乗り、坂本陽斗(昨年の75kg超級覇者)に振付をしてもらったというポージングで躍動した。サイズ感、絞り、気迫などあらゆる面で、入院の影響を感じさせないステージを見せつけた。

成績は前回からふたつ順位を落とし4位入賞。病を経たことを考えれば十分な結果とも取れるが、6月25日に更新した自身のYouTubeでは「東京クラス別マジでレベル上がりすぎ。当初の目標としては東京選手権もいつかとか言っていたが……。こう見るとまず東京クラス別をいつか獲る。それが目標になりました」と悔しさをにじませた。

リベンジを誓うサイヤマンは、早くも来年の東京クラス別選手権への出場を表明。次回もミスター65kg以下級に出場するとし、優勝するまでは同階級への挑戦を続けると力を込めた。動画のラストで「悔しかったけどボディビル楽しいわ。楽しいから続けられます」とコメントしたように、彼の熱量は39歳を迎えた今も天井知らずのようだ。

挑戦に情熱を燃やす筋肉YouTuber。彼が見せた姿からボディビルダーとしての競技愛が垣間見えた。

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