年齢差40歳以上、栗山英樹&星乃夢奈が語るトレーニングと健康意識




健康への取り組みは十人十色。たとえばタバコひとつ取っても、分煙が進む中で責任を持って楽しむか、禁煙に踏み切るかは当事者次第だろう。そしてその考え方は、世代によって違いが出ることも少なくない。

受動喫煙防止の普及啓発を目的として行なわれた『世界禁煙デー記念イベント2023』(5月23日開催)には、野球元日本代表監督の栗山英樹さんと、広報サポーターやインフルエンサーとして活動する星野夢奈さんが登壇。タバコについて世代を超えた意見が飛び交い、イベントは濃密な時間となった。

高い健康意識を持っている両者は、どのような点に気をつけて日々を送っているのか。VITUP! 編集部がふたりを直撃した。

――星乃さんは健康のために意識していることや取り組んでいることはありますか。

星乃 1年前に一人暮らしを始めてから自炊をするようになったので、好き嫌いをせず体に良いものを取り入れられる献立を考えています。あとは、自宅でできる簡単なトレーニングやストレッチもやるようにしています。

――トレーニングではどんなことを?

星乃 YouTubeの動画を見ながら部位ごとに鍛えています。全身を鍛えられるメニューもあるのですが、自分が引き締めたいところを集中的にできるのは部位トレーニングかなと思ったので。私は運動が苦手なのですが、撮影が迫っている時などは、最寄り駅から次の駅まで歩くようにしています。

栗山 トレーニングをする中でも、体が大きくならないように気をつけていたりするんですか。

星乃 そうですね。メニューを選んで、体を引き締めるトレーニングをやっています。見られるお仕事なのでそこは大事です(笑)。

――栗山さんは何かトレーニングをされているのですか。

栗山 以前は本当にシンプルで、腕立てや腹筋などをやって体型を維持していました。でも、ここ数年はそれだけだとキープできなくなってきて、鏡で見た時に「脚が細いな」と思うこともしばしばです。ゴールドジムの手塚栄司社長とは友だちで、この前お会いした時にジムを使わせてもらえるようになったので、本格的なトレーニングはここからですね。精神的にも弱くなってしまっているので、ビシバシ鍛えてくれる人を探しています。

星乃 私も厳しく言われないと続けられないタイプなので、本当はジムに行って教わりたいんですよね(笑)。撮影やイベントがある時は自分でも追い込めるので、そういう時はしっかりやっています。

――健康のためには睡眠も大事になってくると思います。栗山さんは監督をされていた時、睡眠時間はどのくらいとっていましたか。

栗山 監督の時はあまり寝ていなかったと思います。もちろん寝ようと思えば寝る時間はあるのですが、次の日のオーダーや選手のことなど考えなければいけないことがたくさんあるので、寝ているのか起きているのか、考えているのかわからない時間も多くありました。監督は体に悪い仕事なんですよ(笑)。

――星乃さんはいかがですか。

星乃 私は監督とは少し違って、仕事柄寝る時間も起きる時間も決まっていないんです。私は寝るのが大好きなので、オフの日は1日9時間以上寝ていることもあります。でも、寝る前に携帯をいじってしまって寝つきが悪く、次の日に「すぐに寝たら良かった」と思うこともあるので、やはりやめたほうがいいと思いますね。

――運動や睡眠は欠かせない要素ですね。トレーニングは心ひとつで始められると思いますので、一歩踏み出したい方へのメッセージをお願いします。

星乃 自分に厳しくしすぎるとすぐに疲れてしまうと思います。私も週に1回はチートデーを設けているので、みなさんもちゃんと自分にご褒美をあげながら、目指したい体や目標に向けてがんばってください。

栗山 筋力があるというのは体力にもつながりますし、それは集中力や健康にもつながります。鍛えるのは大変だと思いますが、そういう意識を持って取り組んでいることは必ずすべての面でプラスになってくると思うので、ぜひがんばってください

取材・文・写真/シュー・ハヤシ