排球女子から美ボディ女子へ。初のコンテストが忘れられない思い出に




ステージで自分を見せるというのは、他の競技とは一味違うボディコンテストの特性だろう。BEST BODY JAPAN静岡大会(9月2日開催)にてモデルジャパン部門レディースクラス(30歳~39歳)のグランプリを手にした茂木はづきは、学生時代はバレーボールに熱中していた。

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「バレーボールは自分がプレーして試合に勝ったり、そういったことが楽しいんですけど、コンテストはまた違う魅力がありますね。コンテストの舞台もすごく楽しいです」

学生時代はスポーツ女子だった彼女も、社会人になってからは運動の機会が激減。スタイルの乱れが気になったことがきっかけで、ジム通いをスタートさせた。とはいえコロナ禍によりその習慣もなくなっていた頃に、パンデミックが落ち着きパーソナルトレーニングで筋トレ再開を選択した。

「大会は今年に入ってから出ようと決めました。体をつくっていくのと逆算してスケジュールを立てて、8月くらいなら仕上がるんじゃないかとトレーナーさんと話したのがきっかけです」

初舞台に自信はなかった。友人から応援の打診もあったそうだが、自分が予選落ちしたら申し訳ないという思いからすべて断っていたという。そうして臨んだ今大会で、彼女は思いがけない体験をすることになった。

「私は他県から出場したので会場に知り合いはいなかったんです。それなのに全然知らない方が番号を呼んでくれたり、応援してくれたりして温かさを感じました。初めてのコンテストは忘れられない思い出になりました」

挑戦を通して人の温かさやコンテストの魅力を知った茂木。今回の経験は、トレーニングへの思いをより前向きにしてくれる夏の思い出となったことだろう。

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