田中香織、51歳。「何歳からでも遅くない」を合言葉に、前向きでポジティブな姿勢で体づくりに励みながら、楽しそうに人生を送る姿を日々SNSに投稿。年始に階段でずっこけて尾骨を折ろうが、背骨を強打しようが、夏に海で肋骨を負傷しようがつねに笑顔。まさに、元気印。彼女の姿にパワーをもらっている人も多いのではないだろうか。
【フォト】これぞSBCの元気印、田中香織のエネルギッシュパフォーマンス
10/9(月・祝)に行なわれたSuper Body Contest(SBC)の愛知大会にて、田中は王道のSBC部門の総合優勝(Champion of the show)とベストパフォーマンス賞を獲得。前日には、埼玉県行田市で行なわれた3団体コラボイベント「筋肉祭」にも出場し、そこから名古屋へ。遠距離移動の連戦もなんのその、エネルギッシュなステージをこの日も堂々と披露した。とくにSBC部門においては、昨年の決勝大会(SBC FINAL) の優勝者である黒川紀子を制しての戴冠であり、ただの明るいアラフィフ女子ではないことも証明している。
「りっかさん(黒川)には、去年のFINALもそうですがChampion of the showでずっと負け続けていたので……念願のトロフィーをいただけてうれしいですね。今年の体づくりは、ガチにやってますよ。肩もやったし、お尻ももちろん。脚もやったし、背中もやったし……まぁ全部ですね(笑)」
実際、彼女のステージを見たのは昨年12月以来であったが、その進化は歴然。元気満点なパフォーマンスは相変わらず、規定ポーズではバックポーズの際の力強さが増しているように感じた。
「数日前に、昨夏、SBBF(静岡県ボディビル・フィットネス連盟)とのコラボで開催した大会のときと最近の自分を見比べてみたんですよ。そのときもSBC部門で総合優勝はいただけたのですが、もう今とは全然違う。『随分変わったな~』って自分でも思いましたよ。私はもともと細身ですし、(細身のボディが評価される)TREND部門にもこれまでエントリーしてきましたが、今日はTRENDで2位。もう、そのカテゴリ―ではなくなってきたのかなと」
当然、次に目指すのは約2か月後に埼玉県で行なわれるSBC FINAL。若く魅力的なボディを持つ選手の出場も予想されるが、昨年女王にこの時期に勝った以上、日本一に近いところにいるのは間違いない。
「SBC部門、もちろん狙いますよ。みなさんが元気になってもらえるようなパフォーマンスをやりたいですし、年齢に関係なく、トレーニングすればなりたい体になれるというところを見せますよ」
ニヤりと自信をのぞかせた田中。今日よりさらに進化した姿を、12月には見せてくれることを期待したい。