合計400kg超えを持ち上げる! ド迫力ボディのマッスル女子大生、次なる目標は美ボディ大会




日本体育大学ボディビル部には、約70名中3名しかいないという希少な女子部員が在籍していました。パワーリフターの林美緒さん(4年)と生駒千景さん(3年)、ビキニフィットネス選手の小林菜夏さん(2年)の合同トレーニングやトークを行なってきた本企画。今回は今年が大学生ラストイヤーとなる、4年生の林さんにスポットを当てます。

左から生駒さん、林さん、小林さん

【動画】ド迫力スクワットから緻密な美ボディづくりまで。日体大トリオの筋トレに密着

この迫力ボディからもわかるように、彼女はただ者ではありません。高校時代には日本記録を9個打ち立てており、BIG3の合計重量400.5kg(高校記録)は未だに破られていません。2021年の「世界クラシックサブジュニアベンチプレス選手権大会」では2位と世界でも活躍するトップ選手なのです。

高校時代の林さん

合トレに参加した3年の生駒さんも「第37回全日本高等学校パワーリフティング選手権大会(2019年)」で優勝するなど第一線で活躍してきた選手ながら、林さんの記録には「化け物すぎる……」との声が漏れます。同競技者にとっても憧れの存在である林さんですが、今後はさらなる挑戦を見据えているとのこと。

「大学生活最後にボディコンテストに挑戦することにしました。トレーニングを始めてから逆に太ってしまったこともあり、ちゃんと絞って何か成果を出したいと思ったんです。そういった目標があるので、ボディメイク競技の部員からトレーニングについて教わるようになりましたし、いい経験になっています」

高校時代は競技に一点集中しており、周囲の目は気にならなかったという林さん。とはいえ心は乙女だったようで、大学生になってから「今になって心が女性になってきちゃって(笑)」と美意識の高まりや恋愛体質であることを感じているといいます。

競技時とは異なる表情を見せる林さん

“周りの目を気にする自分を変えたい”という思いも込めて、他競技への挑戦を決意した彼女。パワーリフティングで鍛えられたボディは立派なベースができており、ここからの絞りで大化けする可能性は十分と言えるでしょう。

出場する大会は未定なものの、他分野のトレーニングを取り入れようとする意欲は本物。華の女子大生ラストイヤーの挑戦はどのような結果になるのでしょうか。林さんの活躍と仕上がったボディに注目です。

文/森本雄大
写真/シュー・ハヤシ
写真提供(競技、私服)/林美緒
取材協力/日本体育大学ボディビル部

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