2020年にSUMMER STYLE AWARD(サマスタ/SSA)のFINALで日本一に輝き、現在もコンテスト選手・パーソナルトレーナー・ダイエットに悩む女性たちのメンタルサポートなどマルチに活躍している仲座さみらさん。
【写真】仲座さんが2022に挑んだSSAプロ戦女子フォトギャラリー
学生時代は美容室などのサロンモデルを務めており、本気でモデルの道を志してきた。しかし、細身の追求のために間違えた減量を行なってしまい、摂食障害で苦しんだこともあった。そんな日々から『痩せている=美』という価値観に縛られず、健康的なボディメイクやスタイルづくりを実践し、伝えていくことが彼女のモットーとなっている。
そんな仲座さんが運動や体づくりの目標として、最初の挑戦に選んだのがサマスタだった。主戦場はモノキニ着用で戦うBEAUTY FITNESS MODELであり、長身と磨いた脚線美を活かしたステージングで多くの人々を魅了。デビューイヤーで団体公認のプロ資格を取得し、FINALでの日本一も手にした。
とはいえ期待に対するプレッシャーや自身の目指す姿への思いなど、さまざまな葛藤があったようだ。悩んだ末に2023年8月にSSAプロ契約を終了し、サマスタへの感謝を胸に新たな挑戦を決意した。現在目指しているのは2025年からのJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)転向であり、安井友梨さんが世界一を獲得した、ドレスとスイムスーツ着用で臨むカテゴリー『フィットモデル』への参戦を見据えているとのことだ。
「ボディメイクをしていく中で『こういう体になりたい』という理想像がだんだん変わっていって、そんな時に見たのがフィットモデルのステージだったんです。夫にも相談して背中を押してもらい、この舞台に出たいと決意が固まりました」
それからはJBBFのフィットモデルへ転向を見据え、コツコツと体づくりを進めてきた仲座さん。パーソナルトレーナーであり、自身もフィジーク選手として活躍する夫に教わりつつ、二人三脚で肉体改造に励んでいる。
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【仲座さみらさんInstagram(33chan_)より】
「増量だけではなくて計画的に減量期間も設けつつ、トレーニングの頻度や栄養面・運動面を見直しています。アウトラインづくりがベースなのですが、フィットモデルで必要になる肩の丸みや下半身のクオリティなど、まだまだ自分には足りないところがあります。体にボリュームを出すためにも、今の自分には増量の必要があると思いましたね。トレーニングの強度もレベルを上げて取り組む計画です」
現在は計画の初期段階であり、夫の指導のもと体の機能改善に取り組んでいるとのこと。土台から体を見直し、増量も実現したうえで本格的なトレーニングに移行していく。
「まったく違う自分が待っていると思うとワクワクします。今は環境にも恵まれていますし、自分自身のメンタルの状態もすごくいい感じなので、新しい挑戦で自分がどこまで通用するかですね。2025年が今からすごく楽しみです」
理想の体に向けて歩みを続ける仲座さん。近い将来、ドレス女王としてフィットネス界に名を残す存在になるかもしれない。
取材・文/森本雄大