日本一に輝いた“あざと可愛い”レースクイーン 転身を支えた「やるって決めたらとことん」な強い意志【佐々木萌香(前編)】




年間で最も活躍したレースクイーンに贈られる『レースクイーン・オブ・ザ・イヤー(2023-2024)』を受賞した佐々木萌香さん。童顔・萌え声質・磨かれたプロポーションが融合した“あざと可愛い”魅力で多くのファンを虜にする人気レースクイーンだ。そんな彼女に受賞に際して、今までの歩みを振り返ってもらった。

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やりたいと決めたら突き進む。そういう気持ちが支えになった

――あらためまして、レースクイーン・オブ・ザ・イヤー(2023-2024)の受賞を振り返っていかがですか。

「レースクイーンをやめようかと思っていた中で賞をいただくことが決定したので、とにかくうれしかったなという感じです。5年レースクイーンを務めてきて、こうやってレースクイーンで賞をいただいたことは今回が初めてでしたから。これまでグラビアでは新人賞だったり、リリー・フランキーさんから週刊SPAさんの賞をいただいたりしたことがありましたが、レースクイーンとして賞をいただくことはないのかなって半ば諦めていたところもありました」

――やめようとまで思っていたんですね。

「はい。レースの中でも最高峰の『SUPER GT』というカテゴリーのレースクイーンは引退しようと思っています。他のカテゴリーは24年度も続けていきますが、SUPER GTを離れる前にこういう賞を獲れたのは幸せですし、節目でこういった終わり方ができてよかったなと思います」

――レースクイーン歴は5年になりますが、その前は航空会社で働いていたんですよね。

「はい。空港を利用した時とかにCAさんを見ていて、かっこいいなと思ってあこがれるようになりました。航空会社社員を目指す専門学校に行って、2年勉強して就職することができました。今でも、当時の友だちとは交流があったりします」

――そこからレースクイーンに転身されたきっかけは?

「当時、航空会社で会社員勤めをしていた時に、原宿の竹下通りで今の事務所にスカウトしてもらったのがきっかけです。とはいえ、当時はまだ社員でもあったので、すぐに芸能の道に進む決断はしなかったんですけど、いただいていた名刺を保管していました。その後、社会人として働く中で『自分がやりたいことって本当にこれなのかな』って思い悩んだ時に以前いただいた名刺を思い出して、他の仕事にも挑戦してみようかなと思ったんです。掛け持ちが当時できなくて、どちらかを諦めるしか選択肢がなかったので、思い切ってレースクイーンに転身しました」

――転職された当時というのは、ギャップみたいなものはなかったですか。

「家族からの心配や困惑の声はありました。やっぱりレースクイーンってオーディションで合格しないとなれないし、結構シビアな狭い道なんです。何社も受けたんですけど、最初はずっとオーディションに落ち続けてしまって、これがラストチャンスだと思って受けたチームにようやく合格することができました。本当に、何とかレースクイーンになれたという感じでしたので、私自身も家族もすごく不安な感じになりながらのスタートでした。ただ、やるって決めたら私は結構気が強いので、反対を押し切ってまで道を進んでいました」

――航空会社を離れるというのは大きい決断だったと思います。スカウトがあったにせよ、挑戦を決意した決め手はどこにあったんですか。

「強いあこがれや興味があったからかなと思います。サーキットに行ったことはなかったんですけど、イベントコンパニオンをアルバイトで昔やっていて、そこで出会っていたお姉さんたちがレースクイーンとかをされていたので興味がありました。社会人生活で葛藤していたタイミングとも重なったのも大きかったです。航空会社へ就職する時もそうなのですが、やりたいと思ったら突き進むみたいな。そういう気持ちが支えになったと思います」

(後編に続く)

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