8月3日に開催された第59回東京ボディビル選手権大会。全国屈指の激戦区である東京を舞台にした戦いだ。女子フィジーク部門(ミス東京)も毎年ハイレベルな激戦が繰り広げられており、昨年覇者の荻島順子は国内最高峰・日本女子フィジーク選手権で優勝する快挙を見せている。
優勝して「ミス東京」の称号を獲得した選手は大会卒業となるため、前年にトップを争った選手たちによる熾烈な優勝争いが展開される。その中で今大会の頂点に立ったのは、昨年準Vの漆島美紀だった。
2018年の大会デビュー以降、ボディフィットネスのカテゴリーで活躍してきた漆島。2023年には女子フィジークに部門を変更し、カテゴリー転向初年度で日本選手権10位の成績を残している。今回で激戦区のタイトルを手にした新女王は、日本選手権での順位アップを目指し研鑽を積んでいくと意気込んだ。
3位に入賞した宮下明菜は、昨年の10位から大きくジャンプアップ。4位の新沼隆代、5位の辨谷知子も昨年から順位を上げており、今後の勢力図の変化にも注目したい。
国内の女子カテゴリーで唯一フリーポーズ審査が行なわれる女子フィジークでは、今大会でも各々が日々磨いてきたポージングを披露。しなやかさから力強さまで、十人十色の個性が東京のステージを華やかに彩った。
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