剛腕女子として注目を集めるアームレスラー・竹中絢音がWAF世界アームレスリング選手権大会(8月15日~8月25日、モルドバ共和国)に出場し、senior女子-55kg級レフト2位、同階級ライト3位の成績を残した。2023年は左右で優勝をはたしただけに悔しい結果となったが、すでに気持ちは前を向いている。ここでは、帰国から約1週間が経過した彼女の胸中を聞いた。
【トーク動画】トレーニング論からプライベートまで、剛腕女子に根掘り葉掘り聞いてみた
――世界大会から少し時間が経過しましたが、今のお気持ちはいかがですか。
「負けた時は悔しさや虚無感があったんですけど、今は『来年獲り返すだけ』という気持ちですね。後から冷静になって振り返ると、すごく力の差を感じる、負けているというわけではなかったので、気持ちを切り替えています。自分の敗因も明確にわかっているので、これからまた1年取り組んでいきたいと思います」
――修正点はどのような部分でしょうか。
「去年から今年にかけてフォームを変えたところがあったので、試合で使っていくにはもう少し調整が必要だと思いました。一度変えたものをブラッシュアップして、自分のものにするイメージですね」
――今年はプロマッチ(7月6日開催、EAST VS WEST13)に出たり、WAF世界大会での敗戦など、さまざまな経験をされたと思います。例年より気づきが多いシーズンになったのではないですか。
「そうですね。やっぱり国内と海外ではルールの厳格さが違ったり、プロだと魅せる試合ができるかという点も問われました。試合の中での気づきはもちろん、選手としての在り方などの気づきもあったかなと思います」
――残りのシーズンはどのように過ごされますか。
「この後は一旦疲労を抜いたり、力をつける時期を挟んだりして、12月のJAWA全日本大会に向けてがんばっていきます」