17日に東京・有明コロシアムでスタートした「IFBB世界フィットネス選手権」及び「IFBB男子ワールドカップ」もいよいよ3日目。午前は女子のボディフィットネスからスタート。ボディビルのマスターズクラスの審査も行なわれている。
【フォト】TEAM JAPANのメダルラッシュ 2日目に出場した日本人選手たち
最終日のこの日の目玉は、やはりボディビル。現役引退を表明し、今大会が本当のラストステージとなるジュラシック木澤こと木澤大祐をはじめ、30人近い選手がマスターズ(40歳以上の年齢別)と体重別各カテゴリーに分かれて出場する。今大会はJADA(日本アンチ・ドーピング機構)による検査が厳正に行なわれることもあってか、海外勢の参戦がやや少ないのは残念なところではあるが、“ナチュラルのボディビルなら日本は強い”ことを証明できる大会となるのではないだろうか。
そのような中で期待したいのが、筋トレYouTuber・芳賀セブンこと芳賀涼平。今大会は最重量クラスの90kg超級にエントリーしており、コソボ、モンゴル、ポーランド、フランスと各国から芳賀を含めて5人の選手がステージに立つ。国内最重量チャンピオンのプライドをかけて、日本を代表して海外の猛者に挑む戦いとなるだろう。
女子競技では、ボディフィットネスとウェルネスの審査も行なわれる。今年のJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の大会でビッグサプライズを起こしてボディフィットネスを制した佐々木絢美、今年から新競技としてはじまると同時に転向し、ウーマンズウェルネス初代日本女王となった大谷美咲らがステージに立つ。この2競技においてはヨーロッパを中心にアジア各国が選手が集まっており、その名の通り“世界一”を争う熱戦となりそうだ。
また、車いすボディビルには三浦浩と湯浅剛の2人が出場。残念ながら海外からの参戦はないが、日本国内ではまだ競技者数が少ないこの競技の素晴らしさを発信するステージになることを期待したい。
文・写真/木村雄大