こんにちは、編集Yです。
秋雨が続いていますね。私事ですが転職・上京して2年が経ちました。カーテンをパンパンに詰めたスーツケースを引いてアパートの最寄り駅に降り立ち、何もない部屋の床に転がり、携帯のラジオで相撲の中継を聞きながら引っ越し業者が到着するのを待った日のことは忘れられません。この時期はなんとなくノスタルジックな気持ちになります。
先日、上司の取材に同行してテーピングの取材に行ってきました。中学校のバレー部時代、補欠だった私は正選手たちがしているテーピングを羨望の眼差しで眺めつつ、「あんなテープ貼るだけで、ほんまに効果あるんかいな」なんて思っていたことを覚えています。
その頃私が目にしていたテープは、白いもののみ。今回の取材で驚いたのは、その種類の多さです。撥水タイプやカラータイプ、伸縮もソフトやハードなど、用途に合わせた多種多様なテーピングがありました。
他にもう一つ、驚いたことがあります。それは取材にご協力いただいた株式会社ニトムズ岩切さんの、自社製品に対する愛情です。慣れていらっしゃるのでしょう、クルクルとはさみを使いながら自在にその形を変え、テキパキといろんなテーピングをご披露。大切に持ち運び、我々から繰り出される質問(「力士がよく使うテーピングはどれですか」「力士はやっぱり大量に購入していくのですか」など、相撲関連の質問ばかり浴びせてしまいました)にも淀みなくお答えされるご様子…。
まだ2年しか経験していない編集という仕事ですが、いろいろな現場でプロフェッショナルのお仕事に触れるたび、“これしかできない”ことの素晴らしさ、その職業への愛情に、背筋が伸びる思いがします。
と、同時に、自分もきちんと「愛ある仕事」をできているのか…。そんなことを、転職2年目の秋に感じさせてくれる取材でした。
取材の詳細については敏腕編集長によって近々アップされますのでお楽しみに!