初心者~超初心者の皆様、興味はあるけどスタートを切っていない皆様へ、『筋活』を楽しく行なうための情報、筋肉が好きになるヒントをお届けします。新たな人生の幕開けです!
第1回目では、筋トレに対して前向きになれる考え方を提案しました。
さっそくやる気がみなぎってきた方もいるのではないでしょうか?
ということで、順調に筋トレをスタートさせたとしましょう。しかし、次なる壁はすぐにやって来ます。
いわゆる「三日坊主」という大敵です。
ジムに入会したのに、あっという間に幽霊会員。自宅トレ用の器具を衝動買いしたものの、いつの間にかホコリをかぶったり、物置になったりしている。よくあるパターンです。
なぜ続かないのでしょうか?
最も多い理由としては、筋肉がついたという実感がわかないからです。
残念ながら、三日では筋肉はつきません。1週間でも見た目は変わりません。1ヵ月……トレーニングの内容や頻度にもよりますが、多少は体の変化を感じるかもしれません。でも多少です。
せっかくつらい思いをしてがんばっているのに、何も変わらない。これじゃ時間の無駄じゃないか。このままがんばり続けるなんてムリ。自分は筋肉がつかない体質なんじゃないか……さまざまな思いや疑念が生まれます。
他にもやることあって忙しいし。じつは最初から本気じゃなかったし。そもそも筋トレする意味がわからないし……といった論法で、自分をなぐさめながらフェードアウトしていく。そういう経験をしてしまうと、次にモチベーションが高まる日も遠のいてしまいます。
ここが勝負所です。
あきらめないでください。
筋肉は決してあなたを裏切りません。
本サイトの連載でおなじみの石井直方先生の名言を紹介しましょう。
「筋トレは受験勉強と同じ。正しくやれば、やった分だけ必ず結果がついてくる」
数学の問題は急に解けるようになりません。英語も短期間では身につきません。しかし、勉強すればするほどテストの点数が悪くなるということは絶対にありません。三日や1週間では満足のいく成果は表われないかもしれません。しかし、続けていればその努力は必ず報われ、ある時、偏差値アップという結果が訪れます。体も同じです。
本サイトでは自宅でできる自重トレをはじめ、初心者向けのトレーニングも紹介しています(これからも増えていきます)。正しいフォームを学び、まずは週2日(できれば3日)、それを3ヵ月続けてみてください。何も変わらないということはないはずです。筋肉は適切な負荷を与えれば、それに適応して肥大するようにできているからです。
ボディビルダーは、ステージに立つ前にバックステージで腕立て伏せやスクワットなどを行なったりします。パンプアップと言って、筋肉にハリを出すのが目的です。ボディビルダーのレベルまでいかなくても、ある程度の筋肉がつけば、短時間の刺激でそのような変化を生み出すことも可能になり(一時的なものですが)、ちょっと楽しく誇らしい気持ちを味わうことが日常になっていきます。
慣れるまでは大変だったけど、いつの間にかやめられなくなるほど好きになってしまった。そんな体験をしている人がたくさんいます。
何事もスタート時点が最もエネルギーを使うもの。そこさえ乗り越えればワクワクする未来が待っています。
文/編集部