「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。引き続き、高校バスケPRESSをご覧の生徒さんや指導者の方、保護者の方からいただいた質問に答えていただきます。
Q.がたいをよくしたいのですが、練習前は何を食べて、練習後は何を食べたら効率がよいでしょうか。
A.筋肉を増やしてがたいをよくするためには、練習後にタンパク質(プロテイン)を補うことが大切です。良質なタンパク質というのは、牛乳や豆乳、ヨーグルトドリンクからも摂取することができます。運動後すぐにタンパク質を摂取することで疲労回復にもなりますし、骨格もしっかりしてくると思います。赤身、ささみ、胸肉、ヒレ肉などの肉類や、魚、卵などの糖質を日頃の食事から摂っておくといいですね。
成長期前のお子様の場合は、まだ骨格がしっかりとできていないので、タンパク質と同様カルシウムも摂りましょう。まずは骨の強化が大事です。ジュニア用のプロテインはカルシウムも豊富に入っているので、自分の年齢や体格などにあったものを選択するとよいでしょう。そうすることで、将来的にもしっかりした骨格に筋肉をつけることで必然的にがたいはよくなっていくと思いますよ。
練習前の食事で大切なのは、やはり適度な時間にバランスの摂れた食事をすることですね。3食の食事と練習までの時間に、前回の質問でお答えしたような補食を摂って、練習時にパフォーマンスを発揮できるようなエネルギーを蓄えておきましょう。
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川﨑泰代(かわさき・やすよ)
フードコーディネーター。アスリートフードマイスター。食育インストラクター。IHクッキングクリエーター。小学生のころよりバレーボールを始め、以来スポーツが生活に欠かせないものとなる。「走るフードコーディネーター」として、自らもフルマラソンに挑戦するなどアスリートとしての顔も持つ。自身の経験から「強い体と心は『食事』で作られる」と言うコンセプトのもと、一般アスリートからトッププロまで幅広く食事を指導。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも活動している。
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