VITUP!の木村です。すでに新年度がはじまり10日が経過してしまいましたが、4月1日付で編集長という立場になりました。
VITUP!に携わりはじめたのは2018年のこと。筋トレはともかくボディビルのことなんか何も知らずにこの世界に放り込まれ、何の大会なのかよくわからぬままオールジャパン選手権と日本選手権の会場に足を運んだ日を覚えています。今思えば大変失礼なことですが、まったく別ジャンルの仕事をしてきたので、あの年の優勝を争った鈴木雅さんのことも横川尚隆選手のことも当時は名前すら知りません。ぼんやりと、すげー筋肉の人たちがいるもんだ…と眺めていただけでした。
それ以降、JBBFを中心にさまざまな団体の大会に足を運ぶ中でたくさんの選手に話を聞く中で、あるいは無知な自分にたくさんのことを教えてくれる関係者の皆さまのご協力により、ボディビル・フィットネス競技に魅了されていきました。
私自身、プライベートを含めてサッカーや野球などのシーズンを通したリーグ戦文化のスポーツに携わってきましたが、これらは基本的に、一つの試合を終えても多くの場合は「次の試合」があります。しかしボディビル競技においては、特にトップレベルの大会である日本選手権などにおいては、多くの選手がその日に照準を定めてベストな身体をつくり上げてきます。いくつかの大会に出場する選手でも、たいていは本命という大会があるはずで、基本的に「次」というのが存在しないという点で、極めて特異なスポーツなのではないかと思います。
だからこそ、1年近くかけてつくり上げた肉体を披露するそのステージには、搭載した筋肉やポージングという目に見えるもの以外に、この日に向けたバックグラウンドが自然と表現されているもの。そこにある喜怒哀楽に、このボディビル・フィットネス競技の美しさがあるのではないかと個人的には思っています。
編集者として、インタビュアーとして、カメラマンとして、選手の皆さんのそうした思いをこれからも届け続けていきたい。編集長という立場にはなりますが、やることは基本的に変わりません。
とはいえ、VITUP!はボディビル専門マガジンではありません。
「活力」や「元気」などを意味する言葉の語源となった「VITA」と、それを高めていくという意味で「UP!」を組み合わせた媒体名を掲げており、元気でたくましい健康的な未来づくりに貢献していくのが私たちの使命です。なので、大会取材以外も、さまざまな視点からの情報をこれからもお届けできればと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。


