YouTubeに投稿しているボディビル解説動画が話題の筋肉マニアが、毎週一人のボディビルダーをピックアップして紹介していく連載「解体筋書」。今回は、ジュラシックカップ狂竜杯”ボディビル甲子園”3位のサイヤマングレート選手です。
40代の今が全盛期のサイヤ人
サイヤマングレートこと田中光昭選手は、筋トレ業界では知らない人がいないと言っても過言ではない元祖筋肉系YouTuberです。現在はYouTubeだけでなく、ジム経営・アパレル事業など多岐にわたって活躍しており、2児の父としての顔も持つ彼ですが、2022年東京クラス別準優勝・2026年ジュラシックカップボディビル甲子園3位と優れた成績と肉体のボディビルダーでもあります。
彼の特徴は、なんと言ってもその腹直筋。遺伝的にブロックの形が綺麗なのはもちろんのこと、凄まじいサイズと厚みをしており、絞り切った際の腹筋はまさしく「ちぎりパン」のようです。また、そのアイデンティティ以外にも胸・肩・腕といった上半身の丸みを作り出す重要部位が極めて発達しており、ジョイントハンドマスキュラーを取った際のデカさは目を見張るものがあります。
以前までは弱点と言われていた背中も現在は強みと化す程に強化されており、僧帽筋を中心に立体感のあるバックポーズが完成しています。先日のジュラシックカップでは、臀部まで完璧にカットの入った素晴らしい仕上がりを披露しており、40代にも関わらず過去最高を更新し続けている彼の進化には脱帽です。
一方で、課題となっているのは下半身のサイズと腹筋周りのコントロールです。年々改善を見せている大腿部ですが、完成度の高い上半身に比べると外側広筋の張り出しや大腿直筋の厚みがもう少し欲しいように感じます。フロントポーズにおいては強過ぎる腹筋によってシェイプがやや弱点になっており、ポージングの際の横隔膜や肋骨のコントロールが良くなれば強みの上半身はさらに映えるようになるでしょう。
今回は、サイヤマングレート選手についてお話しさせていただきました。インフルエンサー・経営者・ボディビルダーとして進化を続ける彼の今後の動向に注目です。
次回は、驚異のシェイプを持つ高校生日本一のボディビルダーについてお話しします。お楽しみに!
写真/木村雄大、ちびめが


