木村花の追悼興行で涙の復帰 ジャングル叫女、ヒザの靭帯断裂を越えて始まる新章




復帰に向けてリハビリに励んできたジャングル叫女。悲劇の手術失敗から、もう5年半以上の月日が経過していた。

「もちろんあきらめようと思ったこともありましたよ、何度も。でも、クラウドファウンディングなどで支えてくれたファンのみなさんの存在があったから、ここまで来られました」

【写真】ジャングル叫女のアザーフォト集

別にこの日を目標としてリハビリしてきたわけではなかったのに、ちょうど木村花さんの追悼メモリアル興行に間に合った。これも運命。いや、これまで復帰させないように意地悪してきた天国の花さんが、そっと背中を押してくれたのだろう。

試合を前に叫女は渋谷区にある『NISHINO SALON』を訪れた。セラピストのJUNさんとはスターダム時代から旧知の中。復帰戦を前に全身のバランスを整え、リラックスしながら施術を受けた。

JUNさんによるとヒザと同時期に右肩鎖関節を完全脱臼したことも影響しているのか、右半身と左半身で体の冷え方が違うようです、とのこと。筋力は着実に戻ってきているが、こういう細かい部分まではなかなか気が回らないもの。ちょっと復帰に向けて前のめり気味だった叫女にとって貴重なブレイクタイムとなった。

「リハビリをはじめてから、体のメンテナンスにとにかくお金と時間をかけてきたし、自分自身をめっちゃ勉強してきた。JUNさんに丁寧に施術してもらったら、その効果がしばらく続くので嬉しかった。また、お願いしたいですね。本当にメンテナンスは大事だってわかっているので」

現在はリングを使ってのプロレスの練習のほか、ジムワークや格闘技の練習にも通っている。言われなかったら、5年以上も長期欠場していたとは思えないほど闘気が漲っている。

「5年8カ月も遠回りしてしまったので、徐々にとか、ゆっくりじっくり、とは言っていられないんですよ。復帰したからには、最初からスタートダッシュを決めて、前のジャングル叫女を超えたい。やり残したことはない、と思えるプロレスラー人生をこれから続けていきたいです!」

あまり最初から飛ばしすぎると、またケガをしてしまうんじゃないか、と傍から見ていてもヒヤヒヤしてしまうが「大丈夫ですよ。私も5年8カ月のあいだにいろんな経験をして、たくさん学んできていますから(笑)」。多くの試練を乗り越え、幾多の苦しい経験をも糧としてきたジャングル叫女の“新章”に注目したい。