前人未到の10連覇達成。8月23日、石川・金沢市文化ホールにて「第30回日本クラス別ボディビル選手権大会」が開催され、男子ボディビル55kg以下級で赤澤範昭が今年も優勝した。
日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催する体重別の日本一決定戦であるこの大会。2016年の大会から優勝し続け、10連覇を成し遂げた赤澤は、「やっぱり、こだわりはありましたよ」と話す。昨年はやや仕上がりが万全ではなく優勝が危ぶまれる印象であったが、今年は小さな身体にパンパンに筋肉が詰まっているボディで同階級の選手たちより一段上に立ち、完勝といえる印象であった。
「去年は体重60kgから最後の一週間で5kg落としてギリギリでしたが、今年は59kgから4kg落として55kgになりました。なので、去年より調子は良かったんじゃないかなと思います」
熟練のボディビルダーではあるが、2024年の『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』に娘のなの春(なのは)と共に挑んで見事に大賞を獲得するなど、ユーモアあふれるSNSへの投稿で人気を集めている。決勝審査のフリーポーズは毎年、特にこだわりを持って臨んでおり、今年のテーマは「GOD」だそう。
「曲は、Number_iの『GOD_i』。10連覇は神がかっているし、神になろうかという気持ちで選びました」
フリーポーズを終えると、観客席からは大きな歓声が巻き起こるほど、JBBFにおいて名物ともなっている赤澤の1分間。だが、一つだけ残念であったのは、いつも観客席にいる奥さんと、赤澤がステージに立っているときに大きな声で声援を送るなの春さんの観戦が、学校行事の都合で叶わなかったこと。「応援がないのは寂しいですね…」と漏らしたが、1週間後の30日には、地元・広島県で行なわれる日本マスターズ選手権大会に参戦予定だ。この日は、二人もう応援に駆け付けるとのこと。
「日本マスターズと、11月にはIFBBアジア選手権(タイ・パタヤ)があるので、もし日本代表に選ばれたら出ようと思います。クラス別で勝てても、やっぱりオーバーオールでも勝てないと意味がないので。そこで勝てるような身体づくりをこれからも続けていこうと思います」
文・写真/木村雄大

