「トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい」という思いから発足したBEST BODY JAPAN(BBJ)。その東京大会が、8月22日に東京・NEW PIER HALLで開催された。そのベストボディ部門のウーマンズクラスに出場した乃亜は、「すごく興奮しました!」と弾ける笑顔で胸の内を明かした。
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「東京大会は総合グランプリに向けた最初の一歩。ステージに立っていてとにかく心地よく、今日はただただ興奮していました(笑)」
当日は水分の補給不足から足がつるトラブルに見舞われたというが、彼女の表情はどこまでも明るい。「当日の食事調整はまだ勉強中ですが、『この飲み方だと足がつるんだな』ということが分かりました。日本大会に向けた貴重な収穫です」と、失敗さえもポジティブな糧に変えていく。
彼女がボディメイクを始めたのは2023年のこと。翌2024年に佐賀大会で大会初出場をはたしたが、そのきっかけも彼女らしいものだった。
「佐賀の吉野ヶ里遺跡に行ってみたいという思いがあり、ちょうど大会のタイミングが重なったので出場してみたんです。『富山に行きたいから富山大会に出よう』ってこともありました。旅行と合わせて楽しむ“エンジョイ勢”でしたね」
そんな彼女がトレーニングの門を叩いた根底には、傷ついた過去があるという。
「元々すごくやせていて、知らない人にSNSなどで『鳥ガラみたい』と心ない言葉を投げかけられ、傷つくことも多かった。そんな自分を変えたくてボディメイクを始めました」
以前は40kg前後しかなかった体重も、1日5食の食事改革とトレーニングを重ねて53kgまで増量。同じジムに通う温かい常連たちに見守られながらトレーニングの基礎を学び、強靭で美しいスタイルをつくり上げた。
「トレーニングを通して一番大きく変わったのは心です。体が整ったことで心も健康になり、前向きに過ごせるようになりました。筋肉をつけるのは大変でしたが、トレーニング自体は大好きなので、ひとつひとつの過程が楽しくて仕方がありませんでした」
これまでエンジョイ勢として大会を楽しんできた彼女だが、今の意識は完全に“覚醒”へと向かっている。
「『日本大会で総合グランプリをとって、プロの舞台へ上がる』ために今は基礎から徹底的に見直して、生まれ変わった気持ちでシーズンを過ごしています。そして再び、BBMAX(BBJ大好き応援グループ)のメンバーであり、ライバルでもある橋本由起選手と田中佳子選手とプロ戦のステージに並びたいです!」
コンプレックスを乗り越え、自らの手で心身の健康と自信を掴み取った乃亜。一歩を踏み出したいと同世代の女性たちへ向けて、彼女は笑顔でメッセージを送る。
「何を目的で始めるかは、人それぞれで良いと思います。私のように悪口を跳ね返したいでも、楽しくなりたいでも構いません。体が変わると自信がつき、モテるようにもなります(笑)。人生がもっともっと楽しくなるので、ぜひ挑戦してみてほしいです」
取材・文・写真/ダテハリ

