9月27日、東京大学安田講堂にて開催された「第60回全日本学生ボディビル選手権大会」のフィジークの部は、意外な結末となった。
3階級に分けて審査が行なわれた本大会には、1週間前の関東学生大会で上位入賞を果たした選手を軸に、各地方で優秀な成績を残した選手たちが集結。より混沌とした展開になるかと思われたが、3階級とも上位の選手は全て関東勢が占め、わずかな順位の入れ替わりはあったものの、170cm以下級は小野聡太(横浜国立大学4年)、176cm以下級は今井陽(産業能率大学4年)、176cm超級は平林伯(横浜国立大学4年)がそれぞれ優勝。関東大会と同じ結果となった。
1週間である程度のコンディションの変化はあるだろうが、大きな変化を起こすことは、このボディメイク競技では簡単ではない。だが、3人でのオーバーオール審査では、関東で頂点に立った今井を平林が制し、2026年度の学生フィジーク王者となった。
186cmの平林は、長身選手にありがちな細長さは感じられず、Vシェイプに大きく広がった上半身が強み。腹直筋はもちろん、外腹斜筋のカットや凹凸感が特にすばらしく、1週間前から一段階、コンディションを高めてステージに立った印象であった。
今後、日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)をはじめとした社会人の大会の中で、さらなる活躍を見せる選手へと成長を期待したい。
文・写真/木村雄大
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